SANOVA

SANOVA

SANOVA（サノバ）は、日本の才能溢れるピアニスト、堀江沙知によって立ち上げられた、ピアノを主軸としたインストゥルメンタル音楽プロジェクトです。彼女が提唱するコンセプトは「和製ネオジャズ」であり、この独創的なテーマのもと、洗練されたサウンドを追求しています。

概要

このプロジェクトは2017年1月25日に本格的に活動を開始しました。同年、早くも日本の主要レコード会社の一つであるビクターエンタテインメントから、記念すべきファーストアルバム『Cloud 9』を発表。このデビュー作は大きな注目を集め、その音楽性が高く評価されました。特に、音楽配信サービスであるiTunesにおいては、ジャズ部門のアルバムチャートで2ヶ月連続という異例の期間、首位を維持する快挙を成し遂げました。さらに、ソングチャートでもトップ3を独占するなど、圧倒的な支持を獲得。アルバムリリースからわずか10日という短期間で、ジャンルを問わない総合チャートでも30位以内にランクインするなど、その人気の広がりを示しました。

SANOVAは、その活躍の場をライブパフォーマンスにも広げています。2018年には、西日本最大級の野外音楽フェスティバル「ITAMI GREENJAM」が開催したオーディションコンテストにおいて、350組を超える多数の応募者の中から見事グランプリアーティストに選出され、その実力が広く認められました。ライブの際には、ピアノソロでの演奏だけでなく、ドラムやベースといったリズムセクションのメンバーを迎えたトリオバンド編成でも演奏を展開しており、よりダイナミックでグルーヴィーなパフォーマンスを観客に届けています。

SANOVAの音楽性は、核となるピアノサウンドを中心に据えつつも、非常に多様性に富んでいます。ジャズをベースとしながら、ファンクやハウス、ラテン音楽、フュージョン、さらにはR&Bといった様々なジャンルの要素を柔軟に取り入れて融合させています。このジャンルレスなアプローチが、SANOVAならではの独特なグルーヴと洗練されたサウンドを生み出し、多くの音楽ファンを魅了しています。

プロジェクト名の「SANOVA」には、堀江沙知自身の名前である「SACHI（沙知）」と、「新しい星」を意味するラテン語の「NOVA（ノバ）」が組み合わされています。これは、新たな音楽の世界を切り開いていく堀江沙知の意欲を示すと同時に、「沙知の場」という意味合いも込められており、彼女の音楽が集まる場所、表現される場所としてのプロジェクトの役割が示唆されています。

ディスコグラフィーとしては、これまでに配信限定シングルやアルバムをリリースしており、他のアーティストの作品への参加や楽曲提供、さらには様々な媒体とのタイアップなども行っています。また、各地でのライブ活動も精力的に行っており、多くの音楽イベントやフェスティバルに出演しています。主なライブとしては、SANOVA名義での自主企画ライブシリーズをはじめ、「Sunset Live」、「SYNCHRONICITY」、「TOKYO INSTRUMENTAL FESTIVAL」といったイベントへの参加や、彩の国さいたま芸術劇場でのワンマンライブなど、多様なステージでの経験を積み重ねています。これらの活動を通じて、SANOVAは日本のインストゥルメンタルシーンにおいて独自の地位を確立しつつあります。

今後の活動にも期待が集まるSANOVAは、「和製ネオジャズ」というテーマのもと、ジャンルの枠を超えた革新的なピアノインストゥルメンタル音楽を創造し続けています。

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