SATANIC CARNIVAL

SATANIC CARNIVAL（サタニックカーニバル）

SATANIC CARNIVALは、2014年に立ち上げられたPIZZA OF DEATH RECORDSによる屋内ロックフェスティバルです。このイベントは、主にパンク、ラウドロック、ハードコアをテーマにした大型フェスで、毎年6月に開催されます。特筆すべきは、1万人以上の規模ながら、専門のイベンターを介さずに運営される数少ないフェスの一つで、プロデューサーはPIZZA OF DEATHでライブ制作を担当しているI.S.O氏です。

このフェスの特徴は、バンドだけでなく、所属レーベル、デザイナー、フォトグラファー、タトゥーアーティストなど、多様なアーティスト達が独自の表現を行う場を提供していることです。そのため、参加者が自己表現や交流を楽しめる環境が整っており、愛好者たちにとっての「居場所」を築くことを目指しています。

初開催は2014年の6月7日で、場所は幕張メッセ国際展示場9-11ホールでした。実はこのイベント、もともとは2010年に企画されていましたが、会場の問題や震災の影響で数年の時間を経ての実施となりました。以後、毎年テーマを決めた空間で多様なアクトが展開されてきました。

メインステージのSATAN STAGEは、最大20,000人を収容できる大規模なもので、年によって異なりますが、通常7～9組のアーティストが出演します。特に音楽のクライマックスに向けてのトリプルヘッドライナー方式が採用されることで、最後の3組による濃厚なライブが楽しめるのも魅力の一つです。ただし、2021年以降はこの方式は導入されていません。

サブステージのEVIL STAGEも注目されています。6,000人の収容力を持ち、11～12組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げます。このステージでは独特のスライディング方式が導入されており、観客は常に新鮮な視点で二つのステージを楽しめるようになっています。この転換方式により、無駄な待ち時間を減らし、強烈なライブ体験を提供しています。

SATANIC CARNIVALは年を追うごとに進化しており、特に2017年には初の2デイズ開催が実現しました。また、2021年は新型コロナウイルスの影響で会場を富士急ハイランドに移し、初の野外イベントとして開催されました。コロナ禍にあたっては感染対策が徹底され、モッシュやダイブが禁止されるなど、新たな形式が導入されました。

2023年には、4年ぶりに幕張メッセへと戻り、より大規模に開催されることが決定しました。会場内には安全エリアが設けられ、快適にライブを楽しめるよう工夫がなされています。さらに、2024年には再び1日限りの開催が予定されており、オリジナリティ溢れるイベントは進化を続けています。

歴史

• - SATANIC CARNIVAL'14

開催日：6月7日（土）
会場：幕張メッセ国際展示場9-11ホール
増え続ける参加者の中でROTTENGRAFFTYのパフォーマンスによる入場規制がかかりました。

• - SATANIC CARNIVAL'15

開催日：6月20日（土）
Opening Act枠が初めて設けられた年で、照明トラブルもありましたが、無事にイベントは成功。

• - SATANIC CARNIVAL'16

開催日：6月4日（土）
初年度に引き続き、特別なパフォーマンスが行われ、初出演のバンドも多く見られました。

• - SATANIC CARNIVAL'17

開催日：6月17日～18日
2日間での開催が実現し、新たな参加者も増えています。

このようにSATANIC CARNIVALは、年々進化を続け、多くのアーティストやファンに愛されるロックフェスとなっています。

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