SATURDAY GLASS SHOW

SATURDAY GLASS SHOW

SATURDAY GLASS SHOW（サタデー・グラス・ショー）は、2005年4月2日から2006年3月25日にかけて、エフエム富士（FM-FUJI）で毎週土曜日の夜に放送されていたラジオ番組です。通称として「サタグラ」あるいは「SGS」とも呼ばれていました。

概要

番組は、FM-FUJIの東京支社にあるSTUDIO ViViD（渋谷区代々木）から毎週土曜日21:00から24:00までの3時間にわたり、生放送で届けられました。この放送スタイルにより、聴取対象は主に首都圏エリアのリスナーに限定されていました。

番組のパーソナリティを務めたのは、当時太田プロダクションに所属していた若手お笑いコンビのダーリンハニー（長嶋智彦・吉川正洋）と、アイドルの小島くるみでした。彼ら3人が中心となり、3時間の生放送を進行しました。

『SATURDAY GLASS SHOW』は、その前番組である『JUNGLE PARADISE』の流れを汲むワイド番組ではありましたが、内容は独自のカラーを打ち出していました。

コンセプトと主なコーナー

番組のコンセプトは「世代間の隔たりを感じさせず、FM放送らしく音楽も大切にしつつ、他の番組では見られないようなユニークさ、時にはバカらしさも追求する」というものでした。このコンセプトに基づき、音楽、フリートーク、リスナーからのメッセージ紹介など、様々な要素が盛り込まれたバラエティ番組として展開されました。

毎週、旬の人気アーティストや女性タレントがゲストとしてスタジオに登場し、番組に華を添えました。また、パーソナリティであるダーリンハニーの二人に焦点を当てたコーナーも設けられていました。長嶋智彦が自身の得意分野である音楽について語り、おすすめのCDを紹介する「ダーリンハニー長嶋のMUSIC EXPRESS」や、吉川正洋がおすすめの本を紹介する「ダーリンハニー吉川のBOOK EXPRESS」は、リスナーから好評を得ていました。

その他、番組内で設けられていた主要なレギュラーコーナーは以下の通りです。

MUSICAL SHOW TIME
素敵にラブレター
GUEST SHOW TIME
追憶のストーリー

これらのコーナーが、音楽、トーク、バラエティといった番組の多角的な内容を構成していました。

番組の終了とその後

『SATURDAY GLASS SHOW』は、ちょうど1年間の放送期間を経て、2006年3月25日をもって最終回を迎えました。この番組の終了は、単に一つの番組が終わるだけでなく、FM-FUJIにおける土曜日21時から始まる3時間ワイド枠が一時的に姿を消すことを意味していました。この枠は、1992年4月に始まった『WEEKEND Hi!』以来、実に14年間にわたって続いていたものでした。

SGSの終了後、2006年4月1日からのFM-FUJI土曜日夜の番組編成は大きく変更されました。まず、18時から放送されていた『SATURDAY STORM』（DJ: 山本シュウ）が放送時間を22時まで延長。そして、22時から24時までの2時間は、『J-FREAK』（DJ: Akashi）、『B.B.L.』（DJ: 美勇伝）、『HONEY BUNNY』（DJ: 北出菜奈）といった複数の番組が日替わりあるいは短期間で放送される形となりました。

しかし、これらの22時以降の番組はいずれも放送を終了し、その後もFM-FUJIの土曜日夜の編成は何度か改編が繰り返されています。SGS終了から約2年が経過した2008年4月からは、土曜日20時から22時の時間帯で再びワイド番組が復活しました。この枠で最初に放送されたのは『OVERSEAS SOUND INVENTORY』（DJ：木河淳）で、2009年3月まで続きました。そして、現在この時間帯に放送されているのは、かつてSGSの前番組『JUNGLE PARADISE』でDJを務めていた劇団ひとりの冠番組『GEKIDAN SAMBA CARNIVAL』となっています。

関連項目

エフエム富士
JUNGLE PARADISE（前番組）
RADICAL LEAGUE
NEVERMIND!!
* GEKIDAN SAMBA CARNIVAL

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