SAY YES (CHAGE&ASKAの曲)

『SAY YES』: CHAGE and ASKAの名曲

『SAY YES』（セイ・イェス）は、CHAGE and ASKAの楽曲で、1991年7月24日に彼らの27枚目のシングルとしてポニーキャニオンからリリースされました。この楽曲は、フジテレビ系の月9ドラマ『101回目のプロポーズ』の主題歌としても知られ、多くの人々に愛されてきました。

背景

このシングルは、前作「太陽と埃の中で」から約6か月ぶりの発売となりました。CHAGEはソロ活動を行い、MULTI MAX名義でシングルやアルバム、ツアーなどを発表していました。一方のASKAも同様にソロ作品をリリースしていました。二人が再びCHAGE and ASKAとして活動することになったのは、1991年6月からのことでした。この曲の制作には、作曲家KANが「『愛は勝つ』のような楽曲を作りたい」という思いが影響しています。「彼がいなければ『SAY YES』は存在しなかった」と語るほど、彼の影響は大きいものでした。

批評と評価

音楽評論家たちは1990年代に入るとトレンディドラマの全盛期が訪れ、ドラマ主題歌がヒット曲になる法則が確立されました。『SAY YES』はその先駆けの曲の一つとして評価されています。また、CHAGE and ASKAはデビューから13年の間、音楽活動を続けてきた中で、売上枚数に対する無関心さを示しながらも、本作の売上によって自らの信念と観客の支持の強さを再確認したといいます。ASKAは自らの人生のピークを感じ、その感覚に恐怖を抱いたとも語っています。

チャート成績と売上

『SAY YES』はオリコン週間ランキングでも大成功を収め、初登場から13週間連続で1位に輝きました。この記録はオリコン歴代5位の成績となり、1991年度の年間シングルランキングでは2位にランクイン。総売上は282.2万枚を記録し、CHAGE and ASKAの作品の中では最大の売上となったことが特筆されます。

楽曲解説

この曲は『101回目のプロポーズ』というドラマの主題歌として制作されましたが、ASKAは依頼された台本を読む時間がなく、スタッフが内容を説明しながら自らのインスピレーションで作曲しました。ドラマのストーリーにピッタリ合う内容となり、視聴者からも「別れさせないでほしい」という意見が多く寄せられたため、ドラマの結末が曲の内容に合わせて変更されたという逸話もあります。

また、『SAY YES』は多くのアーティストによるカバーもされており、様々な人々に愛され続けています。ゴールデンボンバーの鬼龍院翔や氣志團の綾小路翔などもこの曲に感銘を受け、自らの作品や人生に影響を与えられたと述べています。

収録アルバム

本楽曲は様々なアルバムに収録されており、元のシングル版とは異なるミックス版も存在します。特に、2002年にリリースされたセルフカバーアルバム『STAMP』では、新たにアレンジされた『SAY YES』が収録されています。

結論

『SAY YES』は、CHAGE and ASKAとしての重要な作品であり、日本の音楽シーンにおいて欠かせない名曲となっています。その記録や評判は、今もなお多くの人々に影響を与え続けています。

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