SDガンダムGNEXT

SDガンダムGNEXT

概要

『SDガンダムGNEXT』は、1995年12月22日にバンダイによって発売されたスーパーファミコン用のウォーシミュレーションゲームです。本作はファミリーコンピュータで販売された『SDガンダムワールド ガチャポン戦士シリーズ』や、スーパーファミコンの『SDガンダムX』、『SDガンダムGX』といったシリーズの流れを受け継ぎ、プレイヤーはSDガンダムのキャラクターたちを使用して戦略を練り、戦闘を行うことが求められます。

ゲームは、青、赤、緑、黄の4つのグループに分かれてプレイします。シミュレーションパートでは生産や移動が行われ、アクションパートでは戦闘を体験できます。しかし、CPUの挙動に関して一部問題点も見受けられ、例えば宇宙マップにおいて地上用モビルスーツ（MS）が生産されることで工場が使用不能になることや、戦艦が行動不能のMSを載せたまま敵陣に突入する現象がありました。

また、サテラビューとの連動機能があり、特定のメモリーパックを使用することでマップやキャラクターのデータを追加することも可能です。後にこの機能を活用した「ユニット＆マップコレクション」という拡張ROMカセットも登場しました。

システム

本作のゲームシステムには、機体や戦艦にレベル設定があります。機体は1からACEまでの段階があり、戦艦も同様にレベル1からACEに上昇します。MSの戦闘を2回行うか、戦艦戦闘を1回経験することでレベルが上がり、戦闘を重ねるごとに攻撃力や移動速度、CPUの判断力が向上します。ACEレベルに達した機体は、特定の戦艦に乗ることで機体の形状が変わる場合もあります。

生産は基地や一部戦艦で行うことが可能で、使用する勢力とテックレベルに応じて生産可能なユニットが決まります。テックレベルは資金を投入することで上昇し、CPUも事前に設定されたレベルで開始することがあります。

ゲームモード

『SDガンダムGNEXT』には、以下の3つの主要なゲームモードがあります。

1. シナリオモード：地上マップ4面、宇宙マップ7面、合計11のマップから選択できます。ガンダムシリーズの一部のシーンを基にし、規定ターン内に指定された条件を達成することが目的です。

2. キャンペーンモード：地球マップや宇宙マップを選び、プレイ人数や初期資金、使用する勢力を設定して進めていきます。クリアするとマップに印がつく仕組みです。

3. コンフィグマップモード：キャンペーンモードからマップ選択画面が変更され、月マップが選択できるようになるものですが、クリアしても印は付きません。

登場勢力とユニット

本作には、前作に比べて登場する勢力が細かく分類されており、最大12勢力（データ追加時は13勢力）から6勢力を選択して戦います。各勢力には固有の特色があり、地球連邦軍やジオン公国軍、ティターンズなどが含まれます。

さらに、本作では特に多様なオリジナルMSが登場しており、カラーリングや性能が異なるザクタイプの機体が多数存在します。これにより各プレイヤーが自分のお気に入りの機体を選ぶ楽しみが増しております。

ゲーム内および追加データで新たに登場するユニットもあり、特に「浜村通信」といったサテラビュー限定ユニットについても注目されています。

まとめ

『SDガンダムGNEXT』は、戦略的な思考とアクション要素を兼ね備えた、魅力的なゲーム体験を提供します。独自のシステムと多彩なキャラクターによって、ファンからの支持を受け続けているタイトルです。

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