SDコマンドガンダム G-ARMS オペレーションガンダム

SDコマンドガンダム G-ARMS オペレーションガンダム

『SDコマンドガンダム G-ARMS オペレーションガンダム』は、1991年5月18日にバンダイ（後のバンダイナムコゲームス）から発売されたゲームボーイ用のソフトです。このゲームは『SDコマンド戦記 G-ARMS』をもとにしており、アクションシューティングのジャンルに分類されます。プレイヤーは様々なSDキャラクターを操作し、敵軍と戦うことが求められます。

ゲームの概要

このソフトの主な特徴は、ガチャポン戦士シリーズに基づいた戦闘システムです。ゲーム内で登場するSDキャラクターは、ストーリーデモでは人物として描かれていますが、プレイヤーが選択するメインモードや大図鑑モードでは、搭乗型のSDモビルスーツとして機能します。

ゲームシステム

ゲームには3つのモードがあります。1つ目は、Gアームズ軍としてザタリオン軍に立ち向かう1Pモード、2つ目はプレイヤー同士が好きなキャラクターを選び戦う2Pモード、そして3つ目は登場キャラクターを詳しく知ることができるSD大図鑑モードです。

1Pモードでは、プレイヤーは搭載された近接武器と飛び道具を駆使して、ステージ内の敵キャラクターを撃破します。敵を倒すことで獲得できるCMP（破壊効果ポイント）が一定数に達するとステージがクリアになりますが、搭乗機体のPOWが無くなってしまうと、機体が破壊され、脱出カプセルになります。このカプセルが破壊されるとゲームオーバーとなり、ガチャベースに入ることで他の機体に乗り換えてゲームを続けられる場合もあります。

敵も同じように脱出カプセルになり、この状態の敵を倒さない限りCMPを取得できないため、ゲームの戦略性が求められます。ステージには複数のマップがあり、特定のワープゾーンに入ることで別のマップに移動できます。

2Pモードでは、1つのマップで時間内に相手のPOWを減少させ、先に3勝したプレイヤーが勝者となります。

登場キャラクター

このゲームにはGアームズ軍とザタリオン軍のキャラクターが登場します。Gアームズ軍にはコマンドガンダム、キャプテンガンダム、ガンセイバーΖ、グリーンベレーガンダムなどが含まれます。一方、ザタリオン軍にはブラッディザク、ザクII、ドムなどが登場し、計18機のキャラクターがプレイヤーの選択肢として提供されています。

評価と課題

一方で、ゲームの評価は決して高くありません。カタカナの表記が多く、読みづらさを指摘されることがあります。また、どの基地に行けばどの機体に乗れるかが不明なため、運任せで進行しなければならない部分が多いです。さらに、クリアステージはわずか5つしかなく、ガチャベースに戻ると敵も回復してしまい、ゲームが延々と続くことがあるため、ユーザーの不満も生じています。しかし、カットインやコマンド戦記のオリジナル機体を操作できる貴重なゲームとしてのアイデンティティは評価されています。

ゲームとしての評価は分かれるものの、ファンにとっては特別な体験が得られる一作といえるでしょう。

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