『SDルパン三世〜金庫破り大作戦〜』:ゲームボーイで繰り広げられる、スリリングな金庫破り
1990年、バンプレストから発売された
ゲームボーイ用ソフト『SD
ルパン三世〜金庫破り大作戦〜』は、当時としては斬新なアクション
パズルゲームとして人気を博しました。情報誌によっては
パズルゲームと分類されることもありましたが、そのゲーム性、
ルパン三世の世界観を巧みに融合させた作品となっています。
ゲームの目的とルール
プレイヤーは、おなじみの怪盗
ルパン三世を操作し、各ステージに配置された鍵を見つけ、金庫へとたどり着くことが目標です。制限時間内にクリアを目指しますが、敵の攻撃を受けたり、ステージ外に飛び出したりするとミスとなります。制限時間内にゴールに辿り着けば、残り時間に応じた得点と獲得ドルが計算され、一定の条件を満たすと1UPを獲得できます。コンティニューは3回まで可能です。
操作方法とアイテム
ルパンの操作はシンプルです。Aボタンでジャンプと決定、Bボタンで床の高さを変えたり、仕掛けを作動させたりします。床の高さを変えることで、通常では届かない場所へのジャンプも可能になります。
ゲームを有利に進めるためのアイテムも多彩に用意されています。スタートボタンでポーズし、セレクトボタンを押すとアイテム選択画面が表示されます。
ヘッドホーン: 警報機付きの床でも安全に移動できます。
スパイク: 滑る床の上を歩くことができます。敵にも効果があります。
ライト: 暗い部屋を照らし、視界を確保します。
ボンド: 壊れる床を一時的に強化します。
カガミ: レーザーを防ぎます。
バクダン: 床を破壊して道を開けます。
ヘンソウ: 敵キャラに変装し、一定時間無敵になります。
トランシーバー:
次元大介か石川五ェ門を呼び出し、敵を倒してくれます(操作はできません)。
1UP: ハート型のアイテムで、残機を増やします。
ステージと敵キャラクター
ゲームはステージセレクト方式で、各ステージに10ラウンドずつ用意されています。ステージの順番は自由に選ぶことができます。各ステージには、それぞれ個性的な敵キャラクターが登場します。
ゼニガタ: 銭形警部と警備隊員が登場。手錠でルパンを拘束しようとします。
マモー: マモー単体ですが、最大3体のクローンを出現させるというトリッキーな戦法で挑んできます。
カリオストロ: ルパンの宿敵、カリオストロ伯爵とその影が登場。剣で攻撃してきます。
ラムダ&シグマ: ラムダがビームを発射してきますが、ジャンプで回避可能です。
パイカル: パイカルとその一味が炎を吐いて攻撃してきます。
多彩な仕掛け
各ステージには、ゲームの難易度を高める様々な仕掛けが配置されています。
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床: ステージの構造を変える様々な床が登場します。十字床は上下左右の床を消して敵を巻き込むことも可能ですが、アイテムも消えてしまうので注意が必要です。矢印床は矢印の方向に移動します。切替式スイッチは、床の上に乗ると部屋が明るくなります。
『SD
ルパン三世〜金庫破り大作戦〜』は、シンプルな操作性と奥深いゲーム性、そして
ルパン三世の世界観が見事に融合した、魅力的なアクション
パズルゲームです。限られた時間の中で、アイテムを駆使し、敵をかわしながら金庫を目指すスリル満点の体験は、今でも多くのプレイヤーを魅了し続けています。