SEED なやみのタネ

『SEED なやみのタネ』とは

『SEED なやみのタネ』は、NHK Eテレで2021年10月から放送されている、小学校高学年から中学生を対象とした道徳ドキュメンタリー番組です。前身番組である『道徳ドキュメント』や『オン マイ ウェイ（ON MY WAY）』の系譜を受け継ぎ、現代社会における様々な課題を、実在する人物のリアルな悩みを通して深く掘り下げていきます。

番組の特徴

この番組の最大の特徴は、ナビゲーターや専属ナレーターを置かず、毎回取り上げられる人物自身が語り手となる形式を採用している点です。これにより、視聴者はより当事者の視点に寄り添い、感情移入しながら番組を視聴することができます。また、番組内で明確な解決策は示されず、視聴者自身が問題の本質を考え、解決の糸口を見つけることを促す構成となっています。

オープニングアニメーションは、映像製作チーム「Hurray!」が担当し、番組の世界観を彩っています。

放送の変遷

2020年12月にはパイロット版が放送され、翌2021年10月から『オン マイ ウェイ（ON MY WAY）』の後継番組としてレギュラー放送が開始されました。当初は月1回のペースで新作が制作され、2021年度は通年放送となりました。2022年度以降は、『ココロ部!』との入れ替わりで下半期のみの放送となり、年度末に追加で新作が制作される形式となっています。

番組の放送時間も変遷があり、2021年度は水曜日の午前9時20分から9時30分に本放送、木曜日の午後3時30分から3時40分に再放送が行われていました。2022年度は水曜日の午前9時40分から9時50分に放送時間が変更され、2023年度からは金曜日の午前9時30分から9時40分の放送となっています。

放送時間詳細

パイロット版
本放送：12月24日（木） 09:30 - 09:40
再放送：12月31日（木） 16:45 - 16:55
レギュラー放送
2021年度（10月 - 翌年3月のみ放送）
本放送：水曜日 09:20 - 09:30
再放送：木曜日 15:30 - 15:40
2022年度（通年）
水曜日 09:40 - 09:50
2023年度以降（10月 - 翌年3月のみ放送）
金曜日 09:30 - 09:40

2023年度は12月まで毎週更新で過去回が放送され、翌年1月からは隔週更新に変更となり、新作が放送されました。2024年度も同様に、12月までは過去回を毎週放送し、翌年1月から隔週更新で新作を放送する予定です。

番組のねらい

『SEED なやみのタネ』は、現代社会が抱える様々な問題を、他人事ではなく自分自身の問題として捉え、深く考えるきっかけを提供することを目指しています。視聴者が番組を通じて、自分自身の価値観を見つめ直し、より良い社会を築くためのヒントを得られるように、という願いが込められています。

その他

NHKの番組では2021年度から原則として番組終了時の「終」表記を廃止していますが、本番組はパイロット版との整合性から、2022年2月まで「終」表記が続けられていました。しかし同年3月以降は、他の番組と同様に「終」表記は廃止されています。

関連情報

番組公式サイト
* SEED　なやみのタネ - NHK放送史

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