SEPTEMBER (竹内まりやの曲)

「SEPTEMBER」 - 竹内まりやの象徴的なシングル

「SEPTEMBER」（セプテンバー）は、竹内まりやが1979年8月にリリースした3枚目のシングルです。この曲は、RCA（現在のソニー・ミュージックレーベルズ）から発売されました。発売からわずか数か月でオリコンチャートに入ると、半年近くもチャートに留まり続け、最終的に累計10.4万枚のセールスを記録しました。このヒットのおかげで、竹内は1979年の「第21回日本レコード大賞」新人賞を受賞し、その名を全国に知らしめました。

楽曲の魅力

「SEPTEMBER」は、メロディーと歌詞が絶妙に組み合わさった作品で、多くのリスナーの共感を呼ぶ内容となっています。A面収録の「SEPTEMBER」におけるコーラスアレンジは、名義上EPOの名前がクレジットされていますが、実際にはプロデューサーの宮田茂樹が担当していました。EPOは女性のコーラスを、宮田は男性パートを担当し、二人の声が見事に融合しています。

また、B面収録の「涙のワンサイデッド・ラヴ」は、竹内自身が作詞・作曲を手掛けた楽曲で、編曲を担当したのは山下達郎です。この曲も竹内のオリジナル作品として多くのファンに親しまれています。

収録アルバムとカバー

「SEPTEMBER」は、1980年6月にリリースされたアルバム『LOVE SONGS』や、その後の『VIVA MARIYA!!』（1982年）、『Expressions』（2008年）にも収録されています。また、多くのアーティストによってカバーもされており、例えばかとうれいこやTiA、稲垣潤一などがこの楽曲を様々な形で表現しています。特に稲垣潤一のカバーでは、EPOも参加しており、オリジナルとはまた違った魅力を持っています。

歌詞とメッセージ

この楽曲は、切ない恋心を描いた歌詞が印象的です。竹内まりやの歌声に乗せて、聴く人の心に深く響く内容となっており、多くの人にとって特別な思い出が結びつく楽曲となっています。竹内の透き通るような声と情感豊かな歌唱は、聞く者に強い感動を与え続けています。

終わりに

「SEPTEMBER」は、そのリリース以来、多くの音楽ファンに愛され続けています。竹内まりやのキャリアの中でも特に象徴的な一作といえるでしょう。1950年代から続く日本の音楽シーンにおいてもきっと長く語り継がれる名曲として、今後も後世にその魅力が伝えられていくことでしょう。

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