『SHIMA UTA -Grandes Éxitos-』は、日本の音楽グループ
THE BOOMが
2002年9月18日に発表した中南米向けの
ベスト・アルバムです。発売元はソニー・ミュージックエンタテインメント。
このアルバムは、中南米の
スペイン語圏、特に
アルゼンチンや
ペルーなどをターゲットに制作されました。きっかけは、
2001年に
THE BOOMの代表曲「島唄」が
アルゼンチンで日本語のままカバーされ、大ヒットを記録したことです。
さらに、
2002年の日韓ワールドカップでは、その「島唄」が
アルゼンチン代表の応援歌に選ばれ、日本国内でも再び注目を集めました。過去に発表された2種類のバージョンに加え、新たに録音されたもの、そして
アルゼンチンでヒットしたバージョンをまとめたシングルは、10万枚を超えるヒットとなりました。
この成功を受けて、
THE BOOMの中南米向けの
ベスト・アルバム制作が企画され、選曲はボーカルの
宮沢和史が担当しました。収録曲は、彼らの代表曲や人気曲を中心に構成されています。
歌詞カードは日本語で記載されていますが、各楽曲には
スペイン語による解説も掲載されています。また、日本発売盤には、日本語の解説が別紙で封入されています。
収録曲は以下の通りです。
1. TIMBAL YELÉ
2. berangkat-ブランカ-
3. 島唄(オリジナル・ヴァージョン)
4. Human Rush
5. YOU'RE MY SUNSHINE
6. 風になりたい
7. TOKYO LOVE
8. 砂の岬 Ponta de Aréia
9. Far East Samba
10. 帰ろうかな
11. 手紙
12. TROPICALISM
13. いいあんべえ (The Boombay mix)
このアルバムは、
THE BOOMの音楽を中南米のファンに紹介するだけでなく、日本の音楽が世界で受け入れられる可能性を示すものでもあります。「島唄」の世界的ヒットを背景に、彼らの音楽が新たなリスナーに届くきっかけとなりました。
THE BOOM MUSIC GALLERY:ファイブ・ディーによる
THE BOOM公式サイト