SHISHAMO 6

SHISHAMOの6枚目のオリジナルアルバム『SHISHAMO 6』は、2020年1月29日にGOOD CREATORS RECORDS / UNIVERSAL SIGMAから発売されました。

前作『SHISHAMO 5』から約1年7ヶ月ぶり、ベストアルバム『SHISHAMO BEST』からは約7ヶ月ぶりのアルバムリリースとなりました。

アルバムに先駆け、2020年1月10日には「曇り夜空は雨の予報」が先行配信され、iTunesでのプレオーダーも開始されました。購入者特典として、対象店舗では『「SHISHAMO 6」きせかえジャケットステッカー 3枚セット』が配布されました。

アルバム発売と同日には、2019年9月28日に開催されたさいたまスーパーアリーナ公演を収めたBlu-ray Disc「SHISHAMO NO BEST ARENA!!! EAST」もリリースされています。

『SHISHAMO 6』を引っ提げたワンマンツアー2020春「今だけは天使みたいに大事にしてね」は、2020年3月6日から開催予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により全公演が中止となりました。その後、同年6月28日にカルッツ川崎にて無観客での振替オンラインライブが行われ、7月22日にはそのライブのディレクターズカット版がYouTubeでプレミア公開されました。

アルバム収録曲は以下の通りです。

1. 天使みたい
2. ひっちゃかめっちゃか
3. 君の大事にしてるもの
4. 二酸化炭素
5. 忘れてやるもんか
6. ハネノバシ
7. 今だけは(demo.朝子宅にて)
8. 真夜中、リビング、電気を消して。
9. フェイバリットボーイ
10. キスをちょうだい
11. またね
12. 君の隣にいたいから
13. 曇り夜空は雨の予報

楽曲解説

天使みたい: 宮崎朝子はこの曲について、「年齢を重ねるにつれて変化する恋愛観や愛情の形を表現した。今までのSHISHAMOのラブソングとは違う」と語っています。バンドのイメージを刷新するような楽曲として、アルバムの1曲目に収録されました。歌詞の世界観を表現するため、寝息の音も収録されています。
ひっちゃかめっちゃか: ラップのようにも聞こえる楽曲ですが、韻を踏んでいないため宮崎は「おしゃべり」と称しています。歌詞は、アルバム制作の約2年前に宮崎が歩きながらボイスメモに録音したものを元に作られています。
二酸化炭素: 二人がいる部屋の息苦しい雰囲気を描いた楽曲。「ため息」を意味するタイトルは最後まで悩みましたが、最終的にしっくりくるものになったとのこと。ギターソロでは2本のギターが使用されています。
忘れてやるもんか: 宮崎は「普段言えないことを歌うことでスッキリする。聴く人にもスッキリしてもらえたら」と語っています。レゲエ風のリズムは、宮崎が子供の頃から好きだったものだそうです。
ハネノバシ: アルバムは、レコードのようにA面B面に分けて聴けるように構成されており、この曲は1部の最後に位置付けられています。
今だけは(demo.朝子宅にて): 宮崎が自宅で録ったデモ音源がそのまま収録されています。様々な場所や機材でレコーディングを試みたものの、最初のデモが最も気持ちがこもっていたため採用されました。
フェイバリットボーイ: アルバムの中で唯一ネガティブな要素がない、ストレートなラブソングです。
曇り夜空は雨の予報: プロデューサーに小林武史を迎え、編曲も小林が担当。SHISHAMOの楽曲の中で、メンバーが編曲に携わっていない唯一の曲です。東京メトロのCMソングにも起用され、メンバーもCMに出演しました。主人公の気持ちを情景豊かに描いた楽曲で、バンドの成長を象徴する曲としてアルバムの最後に収録されました。

参加ミュージシャン

宮崎朝子：Guitar, Vocal
松岡彩：Bass
吉川美冴貴：Drums
高野勲：Piano
四家卯大Strings：Strings
小林武史：Keyboards
* 安達練：Programming

『SHISHAMO 6』は、SHISHAMOの新たな一面と、彼女たちの音楽に対する真摯な姿勢が感じられる作品です。

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