SHOGEN

SHOGEN：タンザニアの風を運ぶ画家

1986年、京都府生まれのSHOGEN（しょうげん）は、現代日本を代表する画家の一人です。龍谷大学卒業後、企業勤務を経て、一転して画家への道を歩み始めました。そのきっかけは、雑貨店で出会ったタンザニア発祥のティンガティンガという絵画でした。6色のペンキを用いて生き物を描くこの独特な技法に魅せられたSHOGENは、2014年、その発祥の地であるタンザニアへ渡航。現地アーティスト、ノエル・カンビリ氏に師事し、独自の画風を確立しました。

タンザニアでの研鑽と独自の表現

タンザニアでの生活は、SHOGENの創作活動に大きな影響を与えました。特に、共に生活を共にした子どもたちは、彼の作品に頻繁に登場する重要なモチーフとなっています。鮮やかな色彩と力強い筆致で描かれた子どもたちの姿は、生命力と純粋さをたたえ、見る者の心を温かくします。彼の作品からは、タンザニアでの経験が凝縮された、独特の温かさやエネルギーを感じ取ることができます。

多彩な活動の軌跡

帰国後、SHOGENは精力的に活動の場を広げていきます。2018年には日本ペイントとスポンサー契約を結び、公式キャラクターとして活躍。同社の塗料通販サイト「ROKURI STYLE」では、自身のオリジナルペンキ「SHIOGEN COLLAR」を発売するなど、ビジネス面でも成功を収めています。全国各地のイベントにも積極的に参加し、日本ペイントのロゴ入りユニフォームを着用して、多くの人々に作品を届けています。

展覧会・イベントへの参加

SHOGENの作品は、スターバックス池袋明治通り店をはじめ、多くの場所で展示されています。個展としては、和歌山県田辺市のカルチャーサロン「シータス」、東京都北区の北区文化芸術活動拠点ココキタなどで開催。また、ノースサファリサッポロでは約50mに及ぶ大規模な壁画制作にも携わっています。さらに、ガールズコレクション「超十代」への出演や、新宿マルイ本館でのペイントアートイベントなど、多様なイベントにも積極的に参加し、幅広い層に作品を届けています。

コラボレーションと出版活動

SHOGENは、九谷焼とのコラボレーションによるマグカップのデザインを手掛けたり、2018年には絵本『やってみないとわからないでしょ』を自費出版するなど、創作活動の幅を積極的に広げています。絵本は、SHOGEN自身の経験や哲学が投影された作品であり、多くの読者に感動を与えています。

メディアへの露出

SHOGENの活動は、メディアにも注目されています。朝日放送テレビの番組『LIFE〜夢のカタチ〜』に出演し、その創作活動や人生観が紹介されました。

まとめ

SHOGENは、タンザニアでの経験を土台に、独自の画風を確立し、多様な活動を通して多くの人々に感動を与え続けています。彼の作品は、単なる絵画にとどまらず、生命力、希望、そして温かさといった、普遍的なテーマを表現しています。今後、彼がどのような作品を生み出し、どのような活動をしていくのか、目が離せません。彼の活動は、日本の現代美術シーンに新たな風を吹き込む存在と言えるでしょう。

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