SI-DRIVE

SI-DRIVE（エスアイ・ドライブ）とは

SUBARUが製造するSI-DRIVEは、富士重工業が開発した先進のドライブ・アシストシステムです。このシステムは、個々のドライバーのニーズに合わせてエンジンの出力特性を調整することを可能にし、様々な走行シーンでの運転を快適にします。2006年5月24日に登場した4代目レガシィ（D型）からこの機能が搭載されて以来、新しいモデルにも採用され続けています。

モードの概要

SI-DRIVEは、運転状況に応じた3つのモードから選択することができます。それぞれのモードは、エンジンの出力特性や燃費などに影響を与えるため、ドライバーは求められる走行条件に応じた最適な選択が可能です。

1. インテリジェント・モード（Iモード）

このモードでは、最高出力が抑えられるため、ターボ車の場合は過給圧が低下します。結果として、燃費が約10%向上するとされています。Iモードは、特に渋滞や市街地走行など、低い出力が求められる状況に最適です。これにより、エコドライブを実現しつつ、快適な運転をサポートします。

2. スポーツ・モード（Sモード）

Sモードは、従来のセッティングを基に更に最適化されており、燃費が約5%向上する効果が期待できます。このモードは、高速道路走行など、より力強い加速が求められる場合に相応しく、標準的なドライブ感を提供します。

3. スポーツ・シャープ・モード（S♯モード）

S♯モードでは、アクセルのレスポンスが向上し、素早い加速を可能にします。このモードは、ワインディングロードや追い越しの際に力を発揮し、運転の楽しさを引き立てます。ただし、エンジン始動直後や水温が低いときは選択できないため、注意が必要です。また、一部の車種ではこのモードが搭載されていないこともあります。

対応車種

SI-DRIVEは、いくつかの車種に搭載されています。具体的には、4代目から6代目までのレガシィシリーズ、レガシィアウトバック、レヴォーグ、インプレッサ、XV、フォレスター、エクシーガなどが該当します。それぞれのモデルによって、搭載位置やモードの有無が異なるため、購入する際には確認が必要です。

代表的な搭載車種

• - 4代目レガシィ 2.0GT・3.0R（D型以降）
• - 5代目、6代目レガシィ（全グレード）
• - 初代レガシィアウトバック 3.0R（D型以降）、2.5i（F型以降）
• - レヴォーグ（全グレード）
• - インプレッサ WRX STI（全グレード）
• - 2代目、3代目XV（全グレード）
• - 3代目フォレスター 2.0XT

SI-DRIVEによって、ドライバーは一台で様々な走りを楽しむことができるようになり、運転体験が一層豊かになっています。自分の好みに合ったモードを選択することで、環境に優しい運転からスポーツドライブまで、幅広く対応できるのが魅力です。

もう一度検索