SINGLE COLLECTION '89-'91

SOFT BALLETの『SINGLE COLLECTION '89-'91』は、彼らがアルファレコードに在籍していた時期のシングル曲を中心に構成されたコレクションアルバムです。1989年から1991年という時代は、SOFT BALLETがその音楽性を確立し、独自の地位を築き上げていった重要な時期であり、このアルバムはその軌跡を辿る上で欠かせない作品と言えるでしょう。

このアルバムには、彼らの代表曲とも言える楽曲が多数収録されています。「BODY TO BODY」「KO・KA・GE・NI」「TWIST OF LOVE -Original Version」など、森岡賢が作曲した楽曲は、SOFT BALLETの初期のサウンドを特徴づける、ダンサブルでエレクトロニックな要素が際立っています。一方、藤井麻輝が作曲した「NEEDLE -Japanese Version」「ESCAPE -Rebuild」「BLOOD」「VIRTUAL WAR -Remix」は、よりインダストリアルで実験的なサウンドが特徴であり、彼らの音楽性の幅広さを示しています。

収録曲は以下の通りです。

1. BODY TO BODY (作曲: 森岡賢)
2. KO・KA・GE・NI (作曲: 森岡賢)
3. TWIST OF LOVE -Original Version (作曲: 森岡賢)
4. NEEDLE -Japanese Version (作曲: 藤井麻輝)
5. ESCAPE -Rebuild (作曲: 藤井麻輝)
6. PRIVATE PRIDE -Remake (作曲: 森岡賢)
7. EGO DANCE -Single Version (作曲: 森岡賢)
8. BLOOD (作曲: 藤井麻輝)
9. FINAL -7inch mix (作曲: 森岡賢)
10. AMERICA -Remix (作曲: 森岡賢)
11. VIRTUAL WAR -Remix (作曲: 藤井麻輝)
12. LAST FLOWER -Original Version (作曲: 森岡賢)

これらの楽曲は、全て遠藤遼一が作詞を担当しており、彼の独特な世界観がSOFT BALLETの音楽に深みを与えています。編曲については、「KO・KA・GE・NI」のみ藤井麻輝が担当し、その他は全てSOFT BALLET自身が手掛けています。

このアルバムは、SOFT BALLETの初期の魅力を凝縮した作品であると同時に、彼らの音楽的な進化の過程を垣間見ることができる貴重な記録でもあります。彼らの音楽に初めて触れる人にとっては入門編として、また、長年のファンにとっては懐かしい思い出を呼び起こす一枚として、おすすめできる作品です。ただし、アルファレコード時代にリリースされた全てのシングル曲が収録されているわけではない点には注意が必要です。

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