SION (アルバム)

アルバム『SION』の概要

『SION』（シオン）は、SIONにとって初のオリジナルアルバムであり、1986年6月21日にリリースされました。この作品は、当時の音楽シーンに強い影響を与えた一枚として、現在でも多くのファンに愛されています。リリース当初は、LPレコードやカセットテープ、CDの3形式で供給され、その多様性からさまざまなリスナーにアクセス可能でした。発売はCONTINENTAL（テイチク）というレーベルから行われ、デビューシングル『俺の声』と同日発売されたことで、アルバムへの期待感が高まりました。

アルバムの制作

アルバムの作詞は全てSIONが担当しており、岡本おさみとの共同名義である「OKAMOTO」としても一部楽曲で作詞を行っています。そのため、アルバムにはSION独自の感性と実力が表現されており、聴く者に強い印象を与えています。リリースから数年後の2004年3月24日には再発売され、さらに2008年8月27日には紙ジャケット仕様とデジタルリマスタリングが施された特別盤が登場しました。しかし、2008年版には一部楽曲が収録されていないため、コレクターにとっては興味深い内容となっています。

収録曲と楽曲の特徴

アルバム『SION』には、以下の楽曲が収録されています。LPレコードとカセットテープではA面に1〜4、B面に5〜8の計8曲が配置されています。一般的なCDでは、リリース時から収録されている楽曲の他に、新たに追加された楽曲も。特に人気を博した楽曲には、次のものがあります。

• - 風向きが変わっちまいそうだ (5:56)
• - SORRY BABY (5:40)

＊この曲は福山雅治によってもカバーされています。

• - レストレス・ナイト (4:02)
• - コンクリート・リバー (7:05)
• - 新宿の片隅から (4:33)
• - TONIGHT (4:12)
• - 今日もまんざらじゃなかった (6:13)
• - 街は今日も雨さ (7:06)

特に『俺の声』と『ハード・レイン』はシングルとしてもリリースされ、多くのリスナーに親しまれています。

参加ミュージシャン

本アルバムには、SIONの他にも様々なミュージシャンが参加しており、その豪華なラインナップが魅力のひとつです。主なメンバーは以下の通りです。

• - SION：ボーカル
• - 松田文：ギター、スライドギター
• - 花田裕之：ギター
• - チャールス清水：オルガン、ピアノ
• - 小山英樹：ピアノ、オルガン
• - 穴井仁吉：ベース
• - 池畑潤二：ドラム
• - スマイリー：サックス、タンバリン
• - 藤井康一：バッキングボーカル
• - 東十条ボーイズ：コーラス

結論

『SION』は、アーティストSIONのクリエイティビティを強く反映しており、リリースから数十年を経た現在でも多くのファンに興味を持たれ続けています。音楽ファンにとって、聴く価値のある傑作として評価されています。

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