SLENDERIE ideal

『SLENDERIE ideal』：藤井隆プロデュースによる音楽の融合

2020年10月28日、SLENDERIE RECORDより発売された『SLENDERIE ideal』は、マルチな才能を持つ藤井隆がプロデュースを手掛けた、個性豊かなアーティストたちが集結したアルバムです。 藤井隆自らが参加アーティストの楽曲選定、トラックメイカーの選出、そしてアートワークに至るまで、作品全体のクリエイティブディレクションを包括的に担っています。

このアルバムには、SLENDERIE RECORD所属アーティストである椿鬼奴やレイザーラモンRGといった面々はもちろんのこと、かつてミュージカル・カバー・アルバムを同レーベルから発表した俳優の伊礼彼方、さらに新たな参加メンバーとして麒麟の川島明、フットボールアワーの後藤輝基など、幅広いジャンルで活躍する多彩なアーティストが参加しています。その参加メンバーの多様性は、アルバム全体の豊かな音楽性を生み出していると言えるでしょう。

特に注目すべきは、麒麟の川島明によるテナーサックス初挑戦です。アルバムに収録された楽曲だけでなく、その練習風景を収めた動画「tenor ch」がSLENDERIE RECORDの公式YouTubeチャンネルで公開され、話題を呼びました。 彼の音楽への挑戦と、その過程を垣間見ることができる貴重なコンテンツとなっています。

『SLENDERIE ideal』の発売を記念して、2020年11月7日には東京・サンリオピューロランドでレコ発ライブ『SLENDERIE RAYO live ideal』が開催されました。このライブは、アルバムの世界観をさらに深く体感できる、特別なイベントとして多くのファンを魅了しました。

アルバム収録曲：多様な音楽性と豪華な顔ぶれ

アルバムには、様々なアーティストによる個性あふれる楽曲が収録されています。冨田謙による「ideal」を筆頭に、川島明（麒麟）が堂島孝平作曲の「where are you」（作詞：神田沙也加）で歌唱に挑戦。TBSラジオ「アフター6ジャンクション」で初解禁されたこの曲は、解禁直後に収録現場に乱入した川島本人のエピソードも話題を呼びました。

後藤輝基（フットボールアワー）は本田美奈子の名曲「悲しみSWING」を、レイザーラモンRGはカルロス・トシキ&オメガトライブのヒット曲「アクアマリンのままでいて」をそれぞれカバー。 椿鬼奴は架空アニメのエンディングテーマ「Love's Moment」（作曲：堂島孝平）を提供し、伊礼彼方は「NEO POSITION」で自身の音楽性を表現しています。

さらに、暗黒天使の「Dirty Angel」、とくこの「T.T.S」、川島明によるフジファブリックの名曲「若者のすべて」カバー、そして藤井隆自身の楽曲「14時まえにアレー」（作詞：YOU、作曲・編曲：パソコン音楽クラブ）、そして早見優のカバー「Right Here, Right Now」（作曲：GIORGIO MORODER）と、幅広い世代に響く楽曲が選曲されています。それぞれの楽曲が、アーティストの個性を際立たせつつ、アルバム全体として統一感のある世界観を構築しています。

『SLENDERIE ideal』は、単なる音楽作品という枠を超え、様々なアーティストの才能と創造性が融合した、まさに“理想”のアルバムと言えるでしょう。その多様性と高い音楽性は、リスナーに新たな発見と感動をもたらしてくれるはずです。

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