SMAPPIES - Rhythmsticks

『SMAPPIES - Rhythmsticks』（スマッピーズ・リズムスティックス）は、SMAPがリリースした初のインストゥルメンタル・アルバムです。このアルバムは、SMAPの過去のヒット曲を新たな解釈で再構築した意欲作であり、特に『SMAP 006〜SEXY SIX〜』や『SMAP 007〜Gold Singer〜』といったアルバムからの楽曲が多数収録されています。

アルバムの大きな特徴は、ボーカルパートを様々な楽器の演奏に置き換えている点です。これにより、SMAPの楽曲に新たな表情が加わり、インストゥルメンタルならではの魅力が引き出されています。

収録曲は以下の通りです。

Theme of 007（James Bond Theme）
7thアルバム『SMAP 007〜Gold Singer〜』収録曲。オリジナルのベーシックトラックを活かしつつ、シンセブラスを生のブラスに置き換えることで、より臨場感あふれるサウンドに生まれ変わっています。
Working People（働く人々）
6thアルバム『SMAP 006〜SEXY SIX〜』収録曲。ボーカルのメロディラインをブレッカー・ブラザーズによるブラス演奏に置き換え、インストゥルメンタル曲として新たな魅力を放っています。
Won't Stop Raining（雨がやまない)
7thアルバム収録曲。元々は木村拓哉と森且行のユニット曲。ボーカルのメロディラインをビブラフォンによる演奏に置き換え、原曲とは異なる、洗練された雰囲気を醸し出しています。
Pain（切なさが痛い）
7thアルバム収録曲。中居正広と木村拓哉のユニット曲を、ハーモニカの演奏で情感豊かに表現。切ないメロディが心に響きます。
Pensando em Você（君色思い）
11thシングル。ガットギターのイントロから始まる、ボサノバアレンジが施された新録音。ポルトガル語の女性ボーカルがフィーチャーされ、原曲とは一味違った、大人の雰囲気が漂う楽曲となっています。間奏はサンバのリズムに変化し、楽曲に彩りを加えています。
Muchacha Bonita（わかってほしい）
8thアルバム『SMAP 008 TACOMAX』収録曲。ボーカルのメロディラインをデイブ・ヴァレンチンのフルート演奏で表現。原曲の持つ軽快さに、フルートの美しい音色が加わり、より洗練された印象を与えます。
Part Time Kiss
2ndアルバム『SMAP 002』収録曲。元々は木村拓哉と稲垣吾郎のユニット曲。女性コーラスをフィーチャーし、新たにレコーディングされています。
I Wish You'll be Happy（ギョーカイ地獄いちどはおいで）
5thアルバム『SMAP 005』収録曲。
Morning（ルーズなMorning）
7thアルバム収録曲。森且行と香取慎吾のユニット曲を、ギター演奏で表現。原曲でCHOKKAKUが演奏していたカッティングギターをデヴィッド・スピノザが担当しています。
Happy Birthday
3rdアルバム『SMAP 003』収録曲。再レコーディングされています。

『SMAPPIES - Rhythmsticks』は、SMAPの新たな音楽性を提示した、実験的でありながらも完成度の高いアルバムと言えるでしょう。SMAPファンはもちろん、インストゥルメンタル音楽好きにもおすすめの一枚です。

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