SO-03E

ドコモタブレット Xperia Tablet Z SO-03E

ドコモ タブレット Xperia Tablet Z SO-03E（以降、SO-03E）は、ソニーモバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモのLTEデータ通信端末です。特に、ソニーが初めて市場に投入したタブレットであり、Xperiaシリーズの一部としても重要な位置づけにあります。ここでは、SO-03Eの具体的な特徴や機能、歴史について見ていきます。

概要

SO-03Eは、全てのスマートデバイスの中でも、特にタブレット市場において、LTE回線対応モデルの先駆けとなった機種です。タブレット業界では初となるNOTTV対応機能を搭載し、地上デジタル放送にも対応しています。デザイン面では、同時に発表されたXperia Z SO-02Eに似たフラットなスタイルになっており、航空機用アルミニウムのボディを使用することで、薄さわずか6.9mm、重さ約495gを実現しています。この数値は、国内における10インチクラスのタブレットとして見ると最軽量です。

バッテリー容量は6,000mAhで、長時間の使用に耐えうる性能を持ちながらも、バッテリーの取り外しは不可能となっており、交換が必要な場合は有償での修理となります。カメラには、ソニーが開発した裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を搭載しており、1080pのフルHD動画撮影が可能です。

特徴

SO-03Eは、Xperiaスマートフォンとの連携が非常にスムーズです。Xperia同士で端末を近づけることで、自動的にペアリングが行われ、ウェブサイトや写真の共有が可能です。また、Xperiaスマートフォンのバッテリーが少なくなった際には、SO-03Eの内蔵バッテリーを利用して充電を行うこともできます。

日本向けのWi-Fiモデルも存在し、これに関してはソニー自身が製造・販売しています。ただし、Wi-Fi版は一部の機能が制限されています。

アップデートと不具合

SO-03Eは、発売当初から数回のアップデートが行われました。2013年4月23日のアップデートでは、電源キーを押した際のメニュー表示の不具合が修正され、ビルド番号が10.1.E.0.244から10.1.E.0.250に変更されました。続いて、5月15日にタッチパネル操作の改善が行われ、6月19日にはHDMI経由での動画出力に関する不具合も改修されました。

特に注目すべきは、2013年9月12日に行われた機能バージョンアップです。このアップデートで地上デジタル放送対応機能が追加され、また一部のゲームアプリで音声に雑音が入る問題も修正されました。

歴史

SO-03Eは2013年1月21日にソニーモバイルコミュニケーションズによって発表され、その後1月22日にNTTドコモから販売されることが発表されました。2月25日にはMWC 2013でグローバルモデルが発表され、日本国内ではWi-Fi版も発売されることが告知されました。最終的に、2013年3月22日に正式に発売されました。

関連項目

Xperiaシリーズの他のモデルもSO-03Eに劣らぬ魅力を持っており、特にXperia Z SO-02EやXperia Z2 Tablet SO-05Fとの関連性が興味深いです。これにより、技術の進化と共にXperiaブランドは成長を続けています。

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