SOLiVE Hangout

SOLiVE Hangout：視聴者参加型気象情報番組

『SOLiVE Hangout』（ソライブ ハングアウト）は、ウェザーニューズが2012年9月24日から2014年4月6日まで放送した、視聴者参加型の革新的な気象情報番組です。ウェザーニューズの24時間動画生放送番組『SOLiVE24』およびBSデジタル放送（独立データ放送）910ch「ウェザーニュース」で放送されました。

番組概要

この番組は、Googleのビデオ通話サービス「ハングアウト」を活用することで、視聴者が番組に参加できる画期的な試みでした。千葉市幕張にあるウェザーニューズ本社24階、グローバル・予報センターからの生放送で、気象予報士と全国各地のウェザーリポーターが、リアルタイムで最新の気象情報を伝え、視聴者と双方向で意見交換を行いました。

2010年4月5日の『SOLiVE』改編以来、2年半ぶりに予報センターからの全編放送となる番組として注目を集めました。当初は、毎日9時、15時、22時の1日3回、各1時間ずつの放送でしたが、2013年4月29日の『SOLiVE24』改編後は、毎日9時からの1回に集約されました。その後、2013年11月25日の改編で放送時間が15時～16時に変更されました。

番組冒頭では、進行役の気象予報士がハングアウトへの参加方法を説明し、視聴者は事前に必要な機器を用意する必要がありました。

出演者

番組の出演者は、ウェザーニューズの気象予報士が進行役を務め、予報士の1名がメインで出演。その他、ウェザーニュース社員が2階から出演することもありました。特に宇野沢さんが出演する際は、異常気象時対応を除き、サブタイトルが付けられるなど、独自の演出も見られました。

放送時間と番組改編

放送時間の変更は、番組改編に伴うものでした。当初の放送時間変更は、他の番組の放送時間にも影響を与え、『SOLiVEサンシャイン』や『SOLiVEコーヒータイム』の放送時間にも変更が生じています。

ハングアウト機能と参加方法

番組はGoogle+のハングアウト機能を利用していました。そのため、同時参加者は最大10名と制限があり、スタジオ、ソラをライブチーム、ソラミッションチームが1枠ずつを使用、残りの7枠が視聴者参加枠として提供されていました。状況によっては、チーム枠を外して視聴者枠を増やすこともありました。視聴者の選出は、進行役の気象予報士ではなく番組スタッフが行っていました。

番組タイトルと開始発表

番組開始前の仮タイトルは「Soratomo Connect」でした。これは、2012年秋の改編テーマが「Connect The World」だったことに由来しています。番組開始の発表は、2012年9月19日の『SOLiVEナイト』で行われました。

まとめ

『SOLiVE Hangout』は、最新の技術と視聴者参加型のスタイルを融合させた、先駆的な気象情報番組でした。視聴者と双方向にコミュニケーションを取りながら、リアルタイムで気象情報を伝えるという、当時としては画期的な試みは、多くの視聴者に新鮮な驚きと情報を与え、気象情報番組の歴史に新たな1ページを刻みました。Googleハングアウトという当時最新の技術を積極的に取り入れる姿勢は、今後の放送業界におけるデジタル技術の活用に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

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