SONGBOOK『あまのじゃく』

SONGBOOK『あまのじゃく』

中島美嘉が初めて手がけた自叙伝『あまのじゃく』は、彼女の人生のさまざまなエピソードを語る特別な内容となっています。この作品は、彼女の幼少期から歌手としての挑戦、さらには耳の病を克服した経験に至るまで、彼女の心の軌跡を描いています。また、収録された楽曲は、各エピソードに深く結びついており、聴く人々に感動を与えます。

本書では、中島美嘉自身が直筆したイラストや美しい撮影による写真がふんだんに盛り込まれており、読むだけでなく視覚的にも楽しむことができます。彼女の楽曲誕生にまつわる秘話や、困難な状況をどう乗り越えたのか、そして、未来に対する希望について、深く掘り下げられています。まさに中島美嘉の真髄に迫る一冊となっています。

載っている楽曲は、彼女のキャリアの中で数々のヒットを生んだものが中心です。たとえば、新曲「Alone」は、後に8thアルバム『TOUGH』に収録されており、彼女の風格を感じさせる一曲です。その他にも「16」や「STARS」、「WILL」、「蜘蛛の糸」、「LØVE NO CRY」など、名曲揃いで、聴くことで彼女の成長の過程を丁寧に辿ることができるでしょう。

特に「雪の華」は、彼女の10thシングルであり、深い情感が込められた歌詞と美しいメロディが印象的です。また、「僕が死のうと思ったのは」など、彼女の内面的な葛藤を描いた曲も収録されており、聴く人に深い共感を呼び起こします。これらの楽曲は、ただの音楽作品ではなく、彼女の人生の一部として、読者に訴えかける力を持っています。

さらに、彼女のアルバム『VOICE』に収録された「声」や、シングル「ALL HANDS TOGETHER」、「Over Load」、「I DON'T KNOW」なども、感情に深く響くメッセージを持っています。『あまのじゃく』はそのすべてを受け止め、彼女のアーティストとしての姿勢や思いを伝える、感動的な作品です。

このソングブックを通じて、中島美嘉がどのように自らの道を切り拓いていったのか、その過程を感じ取ることができます。彼女の作品を楽しむことはもちろん、自伝を読むことで生まれる新たな発見や感動を体験してみてはいかがでしょうか。彼女の音楽とともに、彼女自身の真実の物語が明らかになることでしょう。

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