SOULTAKER

JAM Project「SOULTAKER」：魂を揺さぶる、アニソン史に残る一曲

2001年4月21日、日本の音楽シーンに新たなアニソン・アンセムが誕生しました。JAM Project、4作目のシングル「SOULTAKER」です。ビクターエンタテインメントから発売された本作は、それまでの作品とは異なる点がありました。それまでのリリースがランティスレーベルからのものだったのに対し、「SOULTAKER」はビクターエンタテインメントからのリリース。レーベル移籍、というわけではないものの、JAM Projectにとって新たな一歩を踏み出した作品と言えるでしょう。

前作「STORM」から約4ヶ月という短いスパンでのリリース。その勢いは、楽曲の力強さにも如実に表れています。表題曲「SOULTAKER」は、TVアニメ『The Soul Taker 〜魂狩〜』のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲です。アニメのダークファンタジーな世界観と見事にシンクロする、重厚でドラマチックなサウンドは、聴く者の心を掴んで離しません。影山ヒロノブの圧倒的な歌唱力と、須藤賢一の緻密な編曲が融合し、まさに魂を揺さぶるような、忘れがたい一曲に仕上がっています。

楽曲の作詞は、影山ヒロノブ自身。彼の持つ圧倒的な表現力と、アニメの世界観への深い理解が、歌詞の一つ一つに宿っています。疾走感あふれるメロディーと、心に響く歌詞の組み合わせは、まさに完璧と言えるでしょう。アニメの主題歌としてだけでなく、単体でも高い完成度を誇る、まさに名曲中の名曲と呼ぶに相応しい一曲です。

カップリング曲「KI・ZU・NA」もまた、聴き逃せない魅力的な楽曲です。作詞は松本梨香と影山ヒロノブが共同で手掛け、それぞれの持ち味が融合した、聴き応えのある仕上がりになっています。表題曲とは異なる雰囲気を持つ「KI・ZU・NA」は、アルバム『THE POWER OF JAM PROJECT』にも収録されていますが、シングル盤で味わうこの楽曲の新鮮さもまた格別です。

さらに、シングルには「SOULTAKER」と「KI・ZU・NA」のオリジナルカラオケバージョンも収録。カラオケでこの曲を歌ってみたい、という方にも嬉しい配慮がされています。

「SOULTAKER」は、その高い音楽性とアニメとのタイアップによって、大きな成功を収めました。平成アニソン大賞 特別賞（2000年-2009年）を受賞するなど、高い評価を受け、現在でも多くのファンから愛され続けている、アニソン史に燦然と輝く一曲と言えるでしょう。JAM Projectの代表作として、これからも多くの人々の心を魅了し続けることでしょう。

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