START FROM SCRATCH

START FROM SCRATCH：短くも強烈な輝きを放ったロックバンド

2005年1月、神奈川県で結成された4人組ロックバンド、START FROM SCRATCH。その活動期間はわずか数年と短いながらも、日本の音楽シーンに鮮烈な印象を残しました。2007年にはユニバーサルシグマよりメジャーデビューを果たし、多くの音楽ファンを魅了しました。しかし、同年解散という、多くの謎を残す形で幕を閉じました。

メンバーそれぞれの個性とその後

バンドのフロントマンを務めたAaronは、ハワイ出身のボーカリスト兼ギタリスト。彼の力強い歌声と卓越したギターテクニックは、START FROM SCRATCHの音楽性を象徴する存在でした。

ギターを担当したK5は、神奈川県横須賀市出身。彼はその後、2010年に難波章浩のソロプロジェクトに参加し、2013年からはNAMBA69のメンバーとして活躍を続けています。

ベースとボーカルを担当したJesseは、カリフォルニア州出身。2011年にはAs Cities Shineを結成し、音楽活動を継続しています。

ドラムを担当したKazは、湘南出身。バンド解散後は、音楽業界以外の道へと進んだとされています。

このように、メンバーそれぞれが異なる経歴を持ち、多様な才能を融合させたことが、START FROM SCRATCHの音楽的な魅力を生み出していました。

短期間ながら記憶に残るライブ活動

START FROM SCRATCHは、メジャーデビュー後、数々の大きなステージに立ちました。2007年には『PUNKSPRING 2007』、『ARABAKI ROCK FEST.07』、『SUMMER SONIC|SUMMER_SONIC 2007』、『MINAMI WHEEL 2007』といった、国内を代表するロックフェスに出演。数々の観客を熱狂の渦に巻き込みました。これらのライブで披露された、彼らの生々しくパワフルな演奏は、多くの音楽ファンに強い印象を残し、伝説として語り継がれることとなりました。

未発表の楽曲や詳細なディスコグラフィー

残念ながら、現時点では彼らのディスコグラフィーに関する詳細な情報は公開されていません。シングル、アルバム、参加作品、ミュージックビデオ、タイアップ情報などは、公式発表を待つ必要があります。しかし、彼らの短い活動期間の中でも、多くの楽曲を生み出したことは間違いないでしょう。今後、未発表の音源が発見される可能性や、関係者からの証言などが期待されます。

謎に包まれた解散とその後

START FROM SCRATCHは、メジャーデビューからわずか数ヶ月で解散という、衝撃的な幕切れを迎えます。その理由については、公式発表がなく、未だに謎に包まれたままです。しかし、メンバーそれぞれの音楽活動の継続、そして現在も続くK5の活躍などから、解散は彼らにとって、新たな一歩を踏み出すための決断だったのかもしれません。

短くも濃厚だった軌跡

START FROM SCRATCHは、短い活動期間ながらも、日本のロックシーンにその名を刻みました。彼らの音楽、そしてメンバーのその後の人生は、多くの音楽ファンに、忘れられない記憶として残されています。今後の情報公開に期待しつつ、彼らの短いながらも輝く軌跡を振り返り、彼らの音楽をこれからも大切にしたいと考えています。

もう一度検索