STERUSS(ステルス)は、1997年に横浜で結成された
ヒップホップクルーです。メンバーは、MCのBELAMA2とcrime6、DJのKAZZ-K、ライブDJのビート武士で構成されており、過去にはオニギリ、FOOK、D2、33といったメンバーも在籍していました。
彼らの大きな特徴は、
音楽活動をしながら、メンバーそれぞれが本職を持っている点です。介護士として高齢者と接するメンバーや、教員として若者と関わるメンバーもおり、その経験が彼らの
音楽性に深く影響を与えています。
1997年の結成以来、地元横浜を中心に精力的なライブ活動を展開し、
2003年には自主制作アルバム「One coin sampler」をリリース。また、コンピレーションCD「HOMEBREWER'S 2」に収録された「ibukuro」はアンダーグラウンド・クラシックと称され、全国的な注目を集めるきっかけとなりました。
2012年にはフジロック・フェスティバル '12の「ROOKIE A GO-GO」に出演し、翌
2013年には「FRF' 13出演権獲得企画 ~目指すはメインステージ」を勝ち抜き、RED MARQUEEステージでのパフォーマンスを披露しました。
STERUSSの
音楽の特徴は、そのリリックにあります。THA BLUE HERBや降神のように、メッセージ性の強いリリックが特徴ですが、THA BLUE HERBのような攻撃的な側面や降神のような難解な表現は避け、抽象的な表現を通して人の心や内面を深く描いています。また、横浜を拠点とするクルーながら、
ギャングスタ的な要素は全くありません。彼らのリリックは、日常生活での様々な人々との関わりからインスパイアされており、聴きやすさも特徴の一つです。
ディスコグラフィー
シングル
『One coin sampler』(
2003年)
アルバム
『at one's choice』(2001年)
『q music palarize』(2002年)
『白い三日月』(2005年)
『円鋭』(2008年)
『The Rap Messengers』(
2012年9月5日)
アナログ
『白い三日月』(2005年)
『風見鶏のうた / 184845』(2006年)
『ソラノウタ / 尖』(2008年)
『ワンバース』(
2012年10月4日) -
ディスクユニオン新宿ブラック・ミュージック限定300枚
カセットテープ
『Space on the eyez』(1997年)
STERUSSは、その独特なリリックとメッセージ性で、多くのリスナーを魅了し続ける
ヒップホップクルーです。彼らの
音楽は、単なる娯楽に留まらず、聴く人の心を揺さぶり、深く考えさせる力を持っています。多忙な日常を送りながらも、真摯に
音楽制作に取り組む彼らの姿勢は、多くの人々に勇気とインスピレーションを与えているでしょう。
外部リンク
STERUSS 公式サイト
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公式ブログ