SUPER J Hit's COUNTDOWN

『SUPER J Hit's COUNTDOWN』（スーパー・ジェイ・ヒッツ・カウントダウン）は、CBCラジオで放送されていた人気の音楽番組です。現在は『若狭敬一のスポ音』が放送されている時間帯に、かつてはリスナー参加型の音楽チャート番組として親しまれていました。

この番組の最大の特徴は、CDセールスデータとリスナーからのリクエストをポイント化し、毎週TOP30のランキングを発表していた点です。番組はカウントダウン形式で進行し、放送時間中も3時30分までリクエストを受け付けていました。そのため、番組前半は11位から30位までの暫定チャートを発表しつつ、注目曲の特集や競馬中継、そしてお笑いコンビ・チュートリアルのロケコーナーといった様々な企画を放送していました。

3時30分を過ぎ、リクエスト受付が終了すると、残りの1時間を使って確定したTOP10チャートを発表。さらに、番組内ではリスナー参加型のクイズコーナーも2回実施。流れた曲やアーティストに関する問題を出題し、正解者には賞金5000円が贈呈されました。電話で応募を受け付けるこのクイズコーナーは、番組を盛り上げる人気企画の一つでした。

番組のパーソナリティを務めていたのは、平野裕加里さんとCBCアナウンサーの大石邦彦さん。そして、番組をさらに彩っていたのが、ロケコーナーを担当したチュートリアル（徳井義実さんと福田充徳さん）です。彼らの軽妙なトークと、時にハプニングも交えたロケの様子は、リスナーに多くの笑いと楽しみを提供していました。エピソードとして、チュートリアルがロケ機材のセッティングを担当していましたが、スタッフのミスを代わりに責任を負わされたという出来事があったと伝えられています。

大石アナウンサーは、この番組を担当する以前には、リクエスト番組『K's UP』（金曜日は『K's UP 100&1』）を担当していました。この経験が『SUPER J Hit's COUNTDOWN』の進行にも活かされていたのかもしれません。

『SUPER J Hit's COUNTDOWN』は、1998年4月から2000年9月末までの2年半にわたって放送されました。放送時間は13時00分から16時30分でしたが、プロ野球中継などの都合により、放送時間が短縮されることもありました。CDセールスとリスナーリクエストを反映したリアルタイムなチャート発表、バラエティに富んだコーナー、そしてパーソナリティとチュートリアルの絶妙な掛け合いは、多くのリスナーに愛され、CBCラジオを代表する音楽番組として記憶されています。 番組終了後も、その独特の雰囲気や、リスナー参加型の企画は、多くのリスナーの記憶に刻まれていることでしょう。

もう一度検索