SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族

『SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族』の全貌

『SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族』は、1988年から1989年までTBS系列の一部で放送されたバラエティ番組です。放送時間は毎週日曜の0:30から5:00で、主に音楽とコメディを中心に構成された内容が視聴者に親しまれました。

番組の背景と制作

この番組が始まる前のTBSの土曜深夜枠では、三宅裕司や小倉久寛が出演する『パッパラパラダイス』という番組が放送されていました。本番組はその流れを受け継ぎつつ、新たなスタイルを取り入れる形でスタートしました。また、同時期に東京都日比谷に建設された再開発ビル内に新設されたTBSのサテライトスタジオを使用した生放送が決まっていました。

音楽へのアプローチ

初期のキャッチフレーズ「ふり向けば新しい深夜ライブ」にも示されているように、本番組では音楽に重きを置いていました。特に1960年代のポップスやオールディーズをフィーチャーし、1回目の放送では童謡も取り上げられるなど、多彩な音楽ジャンルが盛り込まれました。9人組のヴォーカルグループ・エンジェルスがこの番組でデビューし、著名なアーティストのゲストによる生ライブも多く盛り込まれていました。

番組構成と主なコーナー

番組は『土深クイズ』や『今週のピックアップ』など、さまざまな企画で構成されていました。また、嘉門達夫や小倉久寛によるコーナー『嘉門・小倉の出前小市民』や、若手芸人が参加する『真夜中のアイアイゲーム』など、視聴者に楽しさを提供し続けました。

ゲストラインアップ

1988年4月から1989年2月までの約10ヶ月間で、多くの著名なミュージシャンやタレントがゲストとして出演しました。小泉今日子やサザンオールスターズ、C-C-B、などその名を馳せたアーティストが登場し、特別企画やお祝いや記念の宣伝を兼ねた出演もありました。

第二部・トンガリ編

番組の後半では、「ヤンキー」をテーマにしたバラエティスタイルに転換し、『不良トーク』や『ミニ四駆コーナー』なども取り入れられることとなりました。このセクションでは、一部の出演者が観客との軽い小競り合いを展開する姿も見られ、よりエンターテイメント性が刺激的な方向へと進化しました。

結語

『SUPER WEEKEND LIVE 土曜深夜族』は、音楽とコメディの融合したユニークな番組として多くのファンに親しまれ、その後の深夜バラエティ番組に大きな影響を与えました。懐かしい60年代の映像や楽曲、新たな才能の発掘の場ともなったこの番組は、日本のテレビバラエティの歴史において特別な位置を占めています。

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