SUPERMARKET (アルバム)

アルバム「SUPERMARKET」概要

藤原さくらが2020年10月21日に発表した「SUPERMARKET」は、彼女のメジャー3作目となるオリジナル・アルバムです。このアルバムは、2017年にリリースされた『PLAY』以来、約3年半ぶりの新作となります。全13曲が収録され、先行配信されたシングルを含む内容となっています。

アレンジャーとプロデューサー

アルバムの制作には実力派のアレンジャーやプロデューサーが参加しています。冨田恵一（冨田ラボ）、Ovallの関口シンゴ、mabanua、YAGI & RYOTA（SPECIAL OTHERS）など、多彩な音楽の専門家が集結しました。さらに、藤原さくらの「Twilight Tour 2019」のバンドメンバーもレコーディングに参加しており、須田洋次郎（ミツメ）や渡辺将人（COMEBACK MY DAUGHTERS）など、豪華な顔ぶれが揃っています。

ジャケットデザイン

アルバムのジャケットには、写真家の小見山峻が撮影した画像が使用されており、アートディレクションは藤田二郎が担当。この美しいビジュアルは、藤原さくらの音楽スタイルと見事に調和しています。

形態と特典

「SUPERMARKET」は4つの形態でリリースされています。完全生産限定盤の「SUPER Type」と「MARKET Type」には特典が付属しており、視聴チケットやブックレットが含まれています。ブックレット『楽しいことへ向かっていくために』には、音楽ライター黒田隆憲とのインタビューや、小見山峻のフォトグラフが収められており、全48ページの大ボリュームです。

制作プロセス

アルバムの制作は2019年の夏から始まりました。藤原が関口シンゴと共にスタジオに入り、自らの手でDAWを用いたデモ音源作りからスタートしました。アルバムや新曲リリースの具体的な予定は決まっていなかったものの、デモのブラッシュアップに努めました。

今作では、藤原自身がアレンジや音作りに積極的に参加し、自らの音楽スタイルを確立しています。新たに取り入れた音楽ジャンルには、ファンクやインディ・ロック、ヒップホップなどが含まれ、この挑戦的なアプローチにより、アルバム全体の幅が広がりました。

収録曲の紹介

アルバムには、それぞれ特徴的な楽曲が収められています。例えば、リード曲「Super good」は、ジャックスのCMに向けて書かれた明るい印象のファンクチューンです。また、「生活」や「コンクール」は、プロデューサーによる多彩なトラック上で表現されています。特に、藤原さくらの日本語ラップへの挑戦が垣間見える「生活」など、音楽的実験が目白押しです。

その他には、「spell on me」や「ゆめのなか」など、各曲に個性があり、聴く人を飽きさせません。自己アレンジにより、従来のスタイルを更に革新した曲も多く、リスナーには新たな驚きが待っています。

まとめ

「SUPERMARKET」は、藤原さくらの自由な音楽表現が詰まった意欲作であり、多様な音楽ジャンルを融合させた新たな一歩を示しています。このアルバムを通じて、彼女の成長と進化を体感することができ、ファンにとっても待望の1枚となっています。

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