SWEETデリバリー
『SWEETデリバリー』は、日本の
漫画家・鴨居まさねが描いた作品で、オリジナルウエディングをテーマにした感動的なストーリーが展開されます。
1996年秋号から1997年秋号にかけて季刊誌『別冊ヤングユー』にて短編として連載された後、月刊『ヤングユー』に移り、不定期で
2002年まで連載が続きました。全29話が収められており、単行本は全7巻、文庫版は4巻にまとめられています。
あらすじ
この物語は、特別で唯一無二の結婚式をプロデュースする会社を経営するカップルを中心に進行します。主人公である実与子とマコトが、心温まる結婚式を提供するために力を尽くす姿を描いており、様々なカップルとの出会いを通じて、結婚式の本質や愛の形について考えさせられる内容となっています。
登場人物
関口 実与子(せきぐち みよこ)
28歳の実与子は、機織りの業界から飛び出し、恋人のマコトと共に「スウィート・ブライダル」を立ち上げました。彼女はドレスのデザインを担っており、やがて妊娠し、家族を築く決断を下します。
大堀 亮(おおほり まこと)
30歳のマコトはカメラマンで、実与子と一緒に仕事をしながら、結婚式のプランニングも手掛けています。彼は撮影の技術を活かし、素敵な式を演出するために奮闘します。
鈴木 ふみえ(すずき ふみえ)
27歳のふみえは、ヘアメイクやフラワーコーディネートを担当しており、彼女自身の可愛いものへの情熱がウエディングに大きな影響を与えています。実与子からは愛情を込めて「デコラちゃん」と呼ばれています。
早坂 摩耶(はやさか まや)
35歳の摩耶は新しく「スウィート・ブライダル」に加わった社員で、カメラやフラワーデザインに精通したプロフェッショナルです。仕事熱心でありながらも、意外にお茶目な一面も持っています。
矢口 渡(やぐち わたる)
彼はマコトの後輩で、フリーカメラマンとして活動しています。自信を失っていたが、先輩のサポートを受けながら復活を目指しています。
本作はコミックとして
2002年まで続き、単行本や文庫本として広く知られています。さらに、同作を原案とした
テレビドラマ『ウエディングプランナー SWEETデリバリー』も
2002年に放送されました。
ユースケ・サンタマリアと
飯島直子が主役を演じ、結婚への期待や愛、時には葛藤を描いた物語として、多くの視聴者の共感を得ました。
ドラマ版のあらすじ
ドラマ版は、結婚式当日に逃げられた男性が職場で新たな人生を切り開く物語です。出向先の結婚式プロデュース会社での経験を通じ、さまざまな問題を解決し成長していく様が描かれ、視聴者に感動を与えました。
最後に
『SWEETデリバリー』は、愛や結婚、そして新たな出発をテーマにした心温まる作品。
漫画とドラマを通じて、私たちに結婚の意味を問いかけてくれる内容となっています。