the★tambourinesの3枚目のミニアルバム『SWITCH』は、彼らにとって通算7枚目のアルバムにあたります。この作品は、従来のthe★tambourinesらしさをリセットし、新たな音楽性を追求した意欲作として知られています。
アルバムの冒頭を飾るタイトル曲「SWITCH」は、
エフエム愛媛『JOEU POWER TRACKS』の9月度タイアップソングとして起用されました。特徴的なのは、これまでの楽曲タイトルの中で唯一、大文字で統一されている点です。また、「high jumper」はスニーカーショップ「SteP」のイメージソングとして使用され、アルバムに彩りを添えています。
メンバーの松永安未は、このアルバムについて「タンバリンズらしさを意識せず、自由な発想でデジタルな音やループ、シンセなどを躊躇なく取り入れ、一層のポップさを増した」とコメントしています。また、麻井寛史は「生の音をシンセサウンドなど浮遊感で包んだ様な、それでいてちょっと体を動かしたくなる様なリズムを感じてもらえる」と語り、新たなサウンドへの挑戦を強調しています。
『CDジャーナル』は、このアルバムを「ピコピコ音やループなどデジタル音を生かした近未来的なサウンドを展開。松永安未のキュートなヴォーカルもメロディにマッチし、極上のポップ・ミュージック」と評価しており、その音楽性の高さを裏付けています。
収録曲は以下の通りです。
1. SWITCH
2. きみとのランドスケープ
3. ヘッドフォン
4. reason
5. high jumper
6. 夜空につづく道
全曲の作詞は松永安未が、作曲・編曲は麻井寛史が手掛けています。
アルバムには、ギタリストの
大賀好修(OOM・Sensation)が参加し、楽曲に深みを与えています。
『SWITCH』は、the★tambourinesの新たな音楽的挑戦が詰まった、聴きごたえのある一枚と言えるでしょう。デジタルサウンドとポップなメロディが融合した、彼らの新境地をぜひ体験してみてください。