SYMBIONT

SOFT BALLETは、1995年4月に解散を発表後、2002年のサマーソニックでのサプライズ的な復活を遂げました。その復活を象徴するアルバムが、今回取り上げる『SYMBIONT』です。解散前から数えると通算7枚目となるこのアルバムは、彼らにとって新たなスタートを切る重要な作品となりました。

アルバムに先駆けてリリースされたシングル「メルヘンダイバー」は、SOFT BALLETの音楽的進化を示すものであり、『SYMBIONT』への期待を高めました。アルバムには、「メルヘンダイバー」のアルバムバージョンも収録されていますが、シングルバージョンとは異なるアレンジが施されています。

『SYMBIONT』の収録曲は以下の通りです。

1. BIRD TIME
2. JIM DOG
3. BABEL
4. MERCHENDIVER
5. TOO FAT TOO UGLY
6. OUT
7. FINE TRAIN
8. DEAD-END GAZE
9. LOVE JUNK
10. F・A・C・S
11. PEACEFUL DAYS

これらの楽曲は全て、SOFT BALLET自身が作詞・作曲・編曲を手掛けています。彼らの音楽的な才能が遺憾なく発揮された作品群と言えるでしょう。

アルバムには、ゲストミュージシャンも参加しています。Hiromi Frolescaと濱田マリがヴォーカルとして、松井サトシと白石元久がマニピュレーションとして、成田忍がギターとして、TATSUがベースとして、寺谷誠一がドラムスとして、SOFT BALLETのサウンドに彩りを加えています。

特に、シングル「メルヘンダイバー」は、アルバムリリース後も様々なバージョンが発表されました。「メルヘンダイバー (super bloom mix)」など、リミックスバージョンも制作され、SOFT BALLETの楽曲の新たな魅力を引き出しています。

『SYMBIONT』は、SOFT BALLETの復活を印象づけるとともに、彼らの音楽的探求心と進化を示す作品として、多くのファンに愛されています。解散期間を経て、再び結集した彼らのエネルギーが凝縮された、聴き応えのあるアルバムです。

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