Sacra

sacra：桜の旋律を奏でるロックバンドの軌跡

1999年、愛知県名古屋市で結成されたロックバンド、sacra（サクラ）。バンド名は、日本の象徴的な花である「桜」に由来しています。結成当初は男女4名編成のバンドでしたが、その後メンバーチェンジを経て、現在の木谷雅（ボーカル、ギター）、足土貴英（ベース）を中心とした編成となりました。

彼らの音楽性は、力強いロックサウンドを基調としながらも、繊細で叙情的なメロディーが織りなす独特の世界観が魅力です。初期の活動は、地元名古屋での精力的なライブ活動からスタート。路上ライブを中心に活動を展開し、高い人気を獲得しました。満員の初ワンマンライブは、彼らの潜在的な実力を証明する出来事となりました。

2000年には東京へ拠点を移し、インディーズレーベルから作品を発表。週末には新宿、渋谷、横浜など首都圏各地で路上ライブを行い、着実にファンを増やしていきました。インディーズ時代には、数々の楽曲を発表し、着実なファン層を築き上げ、彼らの音楽性を広く知らしめる活動を行いました。

2003年、ラジオ番組のオーディションでグランプリを獲得したことが転機となり、翌2004年、音楽プロデューサー平川達也氏を迎え、プラティア・エンタテインメントよりメジャーデビューを果たしました。デビューシングル『イエスタデイ』は8万枚の大ヒットを記録し、小栗旬さん主演のオリジナルドラマも制作されるなど、大きな注目を集めました。

メジャーデビュー後も、sacraは活動を続け、数々のシングル、アルバムを発表。フジテレビ系列の番組「めざましテレビ」のタイアップ曲にも選ばれ、彼らの音楽はさらに多くの人の耳に届くようになりました。2005年には、アルバム『君がいる場所』を発表、その後レーベルを移籍し、所属事務所も変更しました。

しかし、2008年にはライブ活動休止を発表。事実上の活動休止状態となりました。しかし、彼らは音楽への情熱を失うことはありませんでした。2010年には完全自主制作シングルを発表し、2011年にはライブツアーを開催。本格的に活動を再開すると、2012年にはKADOKAWAメディアファクトリーより2度目のメジャーデビューを果たしました。

2016年には、リードギターの加藤拓也がsacraとしての活動を無期限休止することを発表。その後は木谷と足土の2名体制で活動しています。2018年には、自主企画フェス「SAC FES!2018」を開催するなど、精力的に活動を続けています。

メンバーそれぞれは、sacra以外の活動も精力的に行っています。木谷雅はソロ活動、足土貴英は数々のアーティストへの楽曲提供、サポートメンバーとしての活動など、多岐に渡る活動を展開しています。

sacraの音楽は、多くの人の心に響き、その活動は、日本の音楽シーンに大きな足跡を残しています。結成から現在に至るまで、彼らの音楽は、常に進化し続け、これからも多くのファンを魅了し続けるでしょう。今後の活動にも期待が高まります。

もう一度検索