Sanagi

2008年5月28日、POSSIBILITYは4枚目のシングル『sanagi』をリリースしました。前作『lovely days』から約6ヶ月ぶりのリリースとなり、多くのファンから待ち望まれていた作品と言えるでしょう。

『sanagi』は、テレビ東京系アニメ『銀魂』のエンディングテーマに起用された楽曲です。アニメの世界観と見事に調和した力強いサウンドと、心に響くメロディーは、多くの視聴者の心を掴みました。作詞は43KとEIGが担当し、作曲にはKAZU-O、SHIMADA、HAYATO、編曲にはPOSSIBILITYとNAOKI-Tが参加するなど、豪華な制作陣が結集しています。

シングルには、表題曲『sanagi』に加え、カップリング曲として『It's alright』と、インストゥルメンタルバージョン『sanagi（Instrumental）』が収録されています。『It's alright』は、POSSIBILITYによる作曲と編曲で、POSSIBILITYの音楽性の幅広さを示す、聴き応えのある一曲となっています。

リリース形態としては、初回生産限定盤と初回仕様限定盤が用意されました。初回生産限定盤には、ミュージックビデオを収録したDVDと、Type Aのセルシートが同梱されています。ミュージックビデオでは、楽曲の世界観をさらに深く味わうことができ、ファンには必見の映像となっています。一方、初回仕様限定盤にはType Bのセルシートが付属しており、それぞれ異なるデザインを楽しむことができます。これらの限定仕様は、コレクター心をくすぐる、嬉しい特典と言えるでしょう。

『sanagi』は、後に2008年10月8日にリリースされたアルバム『New World』と、2009年3月25日にリリースされたオムニバスアルバム『銀魂BEST』に収録されています。『New World』では、本作の他の楽曲と共に、POSSIBILITYの音楽性を多角的に楽しむことができます。『銀魂BEST』では、『銀魂』の主題歌を網羅したアルバムの一曲として、アニメファンにも広く親しまれることとなりました。

『sanagi』は、アニメタイアップ曲としての成功、そしてPOSSIBILITYの音楽性の高さを示す、重要な一曲となりました。その力強いサウンドと心に響くメロディーは、今もなお多くのリスナーを魅了し続けています。シングルとしての完成度の高さだけでなく、アルバムへの収録を通して、POSSIBILITYの音楽史における重要な位置を占めていると言えるでしょう。その後の活動にも大きな影響を与え、POSSIBILITYの代表曲の一つとして長く記憶される作品です。

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