Saturday Night Program よるらじ

Saturday Night Program よるらじ

「Saturday Night Program よるらじ」は、2007年10月から2009年4月まで静岡放送で放送されたラジオ番組です。毎週土曜日の21時から23時30分にかけて、主に若者をターゲットにした音楽とトークを楽しむためのプログラムでした。この番組は、静岡県内の流行歌や歌謡曲の人気順位を発表し、リスナーからのメッセージテーマに基づいてトークや相談コーナーを展開する形式で構成されていました。

出演者

番組の初代パーソナリティとして2007年10月から2008年9月まで活躍したのは、スナオマサカズさんと渡邊愛さんでした。彼らが築いた基盤の上に、2008年10月からは岡村久則（SBSアナウンサー）さんと鬼頭里枝（同上）さんが2代目パーソナリティとしてバトンを受け取り、番組は新しい展開を迎えました。

番組のコーナー

「よるらじ」は様々なコーナーを通じて、リスナーとのコミュニケーションを図っていました。たとえば「J POP TOP10」では、県内の楽曲の売り上げやリクエストを基にした邦楽人気ランキングを発表し、「SBS POPULAR BEST 10」では、洋楽の人気ランキングを開設しました。これにより、リスナーは最新の音楽トレンドをいち早く知ることができました。

特に人気なのは「よるらじホームルーム」というコーナーで、毎回異なるテーマに関してリスナーからのメッセージを募り、その内容について自由にトークを繰り広げました。このコーナーでは、アーティストや学生といった多様なゲストを招いたインタビューも実施され、リスナーにとっては楽しみな時間が提供されていました。

悩み相談コーナー

若者の悩み相談に特化した「教えて！キトー先生!!」もリスナーに人気がありました。このコーナーでは、鬼頭アナウンサーが「キトー先生」という設定で登場し、若者たちの恋や性についての悩みをユーモラスに答えていました。また、「キトーのお説教ルーム」では、紹介されたメッセージの中から特に気になるものを選び、キトー先生が説教を行うという、ちょっとユニークなコーナーもありました。

さらに、22時45分頃には「ニャン☆にゃん ぱらだいす」というコーナーも放送され、基本はいくつかのコーナーが録音ですが、定期的に生放送も行っていました。このコーナーは、穴原辰宣さんとこねこねこさんが担当していましたが、2011年末をもって放送を終了しました。

放送内容は、2008年9月までは音楽紹介が中心でしたが、それ以降はSBSアナウンサーがパーソナリティとして活動するようになり、トーク重視の構成に変わりました。また、サントムーン柿田川にある専用スタジオから月に一度の公開放送も行われ、リスナーに向けた直接的な交流の場が設けられました。

このように、「よるらじ」はただの音楽番組ではなく、若者との距離を縮めるために様々な工夫が凝らされ、多様なテーマを通じて多くのリスナーに愛されました。番組は2009年4月に終了しましたが、その楽しい雰囲気や独自のコンセプトは、多くのリスナーの心に残り続けています。

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