HOME MADE 家族が世に送り出した2枚目のミニ
アルバムが『seven emotions』です。この作品は、彼らが表現する多様な「感情」をテーマに据え、リスナーの心に響くメッセージとサウンドを凝縮した一枚として制作されました。ミニ
アルバムという形式ながら、彼らの音楽性の幅広さと深さを感じさせる内容となっています。
収録曲の構成
本ミニ
アルバムは全8トラックで構成されています。
アルバムの世界観への導入となるインストゥルメンタル曲「Theme of seven emotions」で静かに幕を開け、続く短い導入トラック「イントロ」を経て、物語が本格的に始まります。
中心となる楽曲群としては、温かいメッセージが込められた「もっと君を...」や、背中を押してくれるような応援歌「エール」、都会的なサウンドを感じさせる「BIG CITY」、そして内面の感情を歌った「心の花」、感謝の気持ちを伝える「Good Bye と同じくらい Thank You」などが収録されています。これらの楽曲を通じて、喜び、悲しみ、感謝、応援といった様々な感情が描かれており、
アルバムタイトルの「seven emotions」が示唆するテーマが色濃く反映されています。
アルバムの締めくくりには、彼らの11thシングルとしてリリースされた「流れ星 ~Shooting Star~」の異なる魅力を引き出した「流れ星 ~Shooting Star~ (Fickle Remix)」が収録されています。このリミックスバージョンは、原曲を知るファンにとっては新鮮な驚きを、初めて聴くリスナーにとっては新たな発見をもたらすトラックとなっています。
特典DVDの内容
特定の形態(例えば初回限定盤など)には特典としてDVDが付属し、
HOME MADE 家族の活動のもう一つの柱であるライブパフォーマンスと、その舞台裏に迫る映像が収められています。
DVDのメインコンテンツの一つは、「
HOME MADE 家族 Live @ 家族 Fes.2010」と題されたライブ映像です。彼らが主催した音楽フェスティバル「家族 Fes.」におけるステージの模様が収録されており、会場の熱気、メンバーの躍動感あふれるパフォーマンス、そして観客との一体感が vivid に捉えられています。ライブアーティストとしての彼らの魅力を存分に伝える映像となっています。
もう一つは、メンバーのU-ICHIが監督を務めた「家族 Fes.2010 ドキュメンタリー」です。このドキュメンタリー映像では、フェスティバルが開催されるまでの準備段階から当日の様子までが、メンバーの視点や関係者の証言を交えながら丁寧に追われています。イベントを成功させるために奔走するメンバーの姿、他の出演者との交流、そしてフェスティバルにかける彼らの情熱が描かれており、単なる音楽作品の特典映像に留まらない、アーティストの人間性や活動哲学に触れることができる貴重な記録と言えます。
『seven emotions』は、
HOME MADE 家族がミニ
アルバムという形で、彼らの音楽的な表現力と感情の幅広さを示した作品です。収録された楽曲それぞれが異なる感情を描きつつも、
アルバム全体として一つの流れを形成しており、リスナーは多様な感情の機微に触れることができます。また、特典DVDによって、彼らのライブにおける魅力やイベント主催者としての側面にも光が当てられており、
HOME MADE 家族というアーティストの多角的な魅力を伝える重要な一枚であると言えるでしょう。