Sharks

Sharks

Sharks（シャークス、Sharks Rugby Football Club）は、神奈川県およびその周辺地域を主な活動拠点とする社会人ラグビーユニオンのクラブチームです。後にBull Sharksと名称を改めています。

チームの源流は、日本マイクロソフト株式会社のラグビー部にあります。創設当初は同社の社員が中心のチームでしたが、2009年にクラブチーム化して以降、広く門戸を開き、競技レベルの向上を目指す中で、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まるようになりました。特に、他企業に所属する強豪高校や大学出身の選手が加わるにつれて、マイクロソフト社員が占める割合は減少しましたが、「誰でもラグビーを楽しめるチーム」というモットーは変わらず、ラグビー未経験から競技を始めるメンバーも少なくありません。2012年シーズン時点では、選手登録数約50名、スタッフを含めると60名ほどの体制でした。

沿革と昇格

Sharksは神奈川県クラブリーグに参戦し、着実に実績を積み上げていきました。

2009年春季：神奈川県クラブリーグ三部で優勝を果たします。
2009年秋季：同リーグ二部でも優勝。
2010年春季：二年連続で二部リーグを制覇します。

そして、チームの成長は県リーグに留まりませんでした。

2011年：第21回東日本クラブトーナメント大会で、並み居る強豪を抑えて初出場・初優勝という快挙を成し遂げます。
2012年：第22回大会でも準優勝という成績を残し、東日本トップクラブリーグへの入替戦出場権を獲得します。

わずか4年という短期間で神奈川県クラブリーグから東日本トップクラブリーグへの昇格を果たしたSharksは、その過程で確かな実力と土壇場での勝負強さを示しました。

主な戦績

Sharksの躍進を支えた主な戦績は以下の通りです。

東日本クラブトーナメント大会

2011年（優勝）
一回戦：○47-19● 深谷ワイルドスター
二回戦：○27-10● 湘南フジクラブ
2012年（準優勝）
二回戦：○26-20● 深谷ワイルドスター

東日本トップクラブリーグ・入替戦

* 2012年：○31-15● 三鷹オールカマーズ（東京）

この入替戦での勝利により、2013年シーズンから東日本トップクラブリーグに初参戦することとなりました。

チームの強みと「天敵」

Sharksは、東日本トーナメントでの連続上位進出や入替戦での勝利に見られるように、重要な局面で力を発揮する勝負強さが特徴です。また、練習試合では東日本トップクラブリーグ所属のYC&ACを相手に勝利を収めるなど、格上とされるチームを打ち破る「強豪食い」の一幕も見られました。

しかし、神奈川県内における公式戦においては、タイセイハウジーレッズという難敵の存在に常に苦戦を強いられてきました。これまでの公式戦（神奈川県一部リーグ）での対戦成績は5度戦って1勝4敗と大きく負け越しており、この壁が、神奈川県一部リーグでのタイトル獲得を阻む要因となっています。

名称変更

2015年からは、同じく社会人ラグビーチームである「レッドトレーロス」と合併し、チーム名称を現在のBull Sharksに改め、活動を継続しています。

チーム名の由来

ユニークなことに、Sharksというチーム名は、創設者の顎の特徴にちなんで名付けられたとされています。

Sharks、そしてBull Sharksは、その短い期間での急速な成長、勝負強さ、多様なメンバー構成、そして特定の相手への苦戦といった多面的な顔を持つチームとして、社会人ラグビー界において独自の存在感を示しています。

（注：インプットの情報に外部サイトへのリンクが含まれていましたが、ここでは記載していません。また、2015年以降のBull Sharksとしての活動やその後の状況については、インプットに含まれていないため触れていません。）

もう一度検索