Shell EasyPay

Shell EasyPay（シェル イージーペイ）とは

Shell EasyPayは、かつて出光興産（旧昭和シェル石油）が展開していたシェルブランドのサービスステーションで利用できた決済方法の一つです。キーホルダー型のデバイスを給油機のリーダーにかざすだけで、スピーディーな決済が可能でした。

特徴

事前登録による利便性: 任意の油種や給油量を事前に登録しておくことで、給油時の注文を省略することができました。これにより、毎回注文内容を設定する手間が省け、スムーズな給油体験を提供していました。
クレジットカード連携: 手持ちのクレジットカードを登録することで、新たにカードを作る必要がなく、普段利用しているクレジットカードで決済が可能でした。これにより、財布の中身を増やさずにキャッシュレス決済が実現できました。
携帯性: キーホルダー型であるため、常に携帯しやすく、必要な時にすぐ利用することができました。これにより、給油時にカードを探したり、財布を取り出す手間を省くことができました。
発行・年会費無料: 無料で発行でき、年会費もかからないため、気軽に利用を始めることができました。これにより、初期費用や維持費を気にせず、手軽に便利な決済方法を試すことができました。
Pontaポイント: 昭和シェル石油がPontaポイント加盟店であったため、2015年4月からはPonta機能付きクレジットカードを登録することでPontaポイントを貯めたり、利用したりすることが可能でした。これにより、給油がお得になり、Pontaポイントの活用範囲が広がりました。
利用制限: 1回の決済上限は14,990円、1日あたり4回までの利用制限がありました。

相互乗り入れとブランド統一

2020年7月1日、出光ブランドのサービスステーションでは同様のサービスとして「DrivePay」が開始されました。しかし当初は、Shell EasyPayとDrivePayは相互利用ができませんでした。つまり、シェルブランドのサービスステーションではDrivePayが利用できず、逆にEasyPayを出光ブランドで使用することもできませんでした。

しかし、2021年4月1日より両ブランドは順次新ブランド「apollostation」に統一されることとなり、それに伴い「EasyPay」「DrivePay」は相互乗り入れが可能となりました。これにより、どのブランドのサービスステーションでも、どちらの決済方法も利用できるようになりました。

ただし、apollostationではDrivePayのみが発行されるため、ブランド統一が完了すると同時にEasyPayの発行は終了する予定です。これは、今後はDrivePayに一本化していくという流れを示しています。

現在の状況

apollostationへのブランド統合が進んだ現在では、Shell EasyPayは新規発行を終了し、今後はDrivePayに統一されています。既存のEasyPayは、引き続きapollostation、出光、シェルの各ブランドのサービスステーションで利用可能です。

まとめ

Shell EasyPayは、かつてシェルブランドのサービスステーションで利用できた、非常に便利な決済方法でした。キーホルダー型で携帯性が高く、事前登録によりスピーディーな決済が実現できました。Pontaポイントも利用可能で、ユーザーにとって多くのメリットがありました。現在はDrivePayに統合されつつありますが、過去のユーザーにとっては、非常に使いやすい決済方法の一つとして記憶されることでしょう。

関連事項

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外部リンク

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