Shine more

シングル『shine more』の概要

『shine more』は、安室奈美恵がリリースした23枚目のシングルであり、2003年第1弾の作品です。前作『Wishing On The Same Star』からわずか半年でのリリースとなり、安室奈美恵の音楽活動における重要なポイントを示す楽曲でもあります。特に、この曲は彼女が出演するマンダムの『ルシードL プリズムマジックヘアカラー』のCM音楽としても知られていますが、CMで使用されたバージョンとは若干異なるアレンジとなっています。

カップリング曲「Drive」について

シングルにはカップリング曲として「Drive」が収録されています。この曲も安室自身が作詞を手掛けており、前作のカップリング曲である「Did U」に引き続き、彼女が作詞を担当した親しみやすい作品です。ちなみに、この楽曲は当初「Ride It」というタイトルでリリースされる予定でしたが、最終的には「Drive」として収録されました。このように、タイトル変更はありませんが、その背景には安室奈美恵の音楽スタイルの変遷が表れています。

音楽スタイルの転機

このシングルのリリースは、安室奈美恵の音楽スタイルの転換点を示しています。彼女はSUITE CHICでの活動を経て、R&BやHip-Hopの要素を取り入れた新たなスタイルに挑戦しました。「shine more」の楽曲について安室自身は、「SUITE CHICでの活動を経て、やりたかったことを実現し、その流れでこのシングルをリリースできた」とコメントしており、新たな音楽的な展望を感じさせます。

楽曲の収録内容

このシングル『shine more』には以下の楽曲が収録されています：

• - shine more [3:39]

- 作詞：H.U.B.
- 作曲：Paul Taylor, Scott Nickoley, Sandra Pires
- 編曲：Cobra E

• - Drive [4:23]

- 作詞：Namie Amuro
- 作曲：Cherokee, Brion James, Anthony Nance
- 編曲：Janey Jaz, Cobra E

• - shine more (Instrumental) [3:40]
• - Drive (Instrumental) [4:24]

『shine more』は、アルバム『STYLE』やベストアルバム『BEST FICTION』にも収録されていますが、「Drive」はそのアルバムには未収録となっています。さらに、特筆すべき点は、ドラマ『ヴェロニカ・マーズ』の第2シーズンのエピソード12で、この楽曲のカバーを聴くことができるということです。コマーシャルソングながらも、安室奈美恵の音楽の広がりを示した一曲と言えるでしょう。

楽曲の影響

発売された当初から、安室奈美恵の持つ独自の魅力が存分に発揮されており、そのスタイルは多くのファンに影響を与えてきました。『shine more』は、彼女のキャリアにおける新しいスタートを切った作品として、多くの人々に愛され続けています。安室奈美恵のファンにとって、この曲は彼女の音楽的進化を感じさせる重要な作品として記憶されていることでしょう。

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