Sing! Sing! Sing!

Sing! Sing! Sing! (シングシングシング) 概要

『Sing! Sing! Sing!』は、TBSテレビが制作し、同系列で放送されたオーディションバラエティ番組です。この番組は、「ソロ・ヴォーカリスト・コンテスト番組」と銘打たれ、日本全国から集まったアマチュアヴォーカリストたちが、数ヶ月にわたる厳しい審査と選抜を経て、たった一人の優勝者を決定するという形式で進行しました。

決勝戦（シーズンフィナーレ）は、ゴールデンタイムに生放送され、視聴者からの投票によって優勝者が決定するという、視聴者参加型の要素が大きな特徴でした。番組は基本的にVTRで構成されていましたが、1st Seasonの後半では、江角マキコや高橋真麻、そしてTBSアナウンサーが進行役を務めるスタジオパートも挿入されました。

出演者

番組を彩ったのは、音楽界を代表する豪華な審査員たちでした。

服部隆之
大沢伸一
小野かほり
坂本昌之
島田昌典
園田涼
冨田ラボ(冨田恵一)
本間昭光
松原秀樹
トオミヨウ

彼らは、参加者たちの歌唱力や表現力、音楽に対する情熱を厳正に審査しました。また、伴奏者やエンジニアとして、旭純、沖山優司、坂田学、古澤衛、宮崎裕介といった一流のミュージシャンたちが番組を支え、高品質な音楽を提供しました。

シーズンフィナーレ「世紀の歌声!生バトル 日本一の歌王決定戦!」では、加藤浩次、枡田絵理奈、石井大裕が司会を務め、番組を盛り上げました。さらに、1st Seasonのスタジオパートには、江角マキコと高橋真麻が出演し、シーズンフィナーレのゲストとしても登場しました。

1st Season

1st Season予選

動画オーディション: 参加者は、得意な曲をアカペラ（伴奏なし）で歌う動画を投稿し、審査を受けました。この動画オーディションを通過した者が、一次予選に進出しました。
一次予選: 一次予選でも、参加者はアカペラで得意な曲を披露しました。3人の審査員全員が合格と判定すれば、二次予選に進むことができました。
* 二次予選: 二次予選では、ピアノまたはギターの伴奏で、他の参加者や審査員の前で歌を披露しました。伴奏の選択は参加者の任意でした。6人の審査員が審査を行い、代表者が合否を発表しました。この時点で、決勝ラウンドに進出する10名が決定しました。この10名は「TOP10メンバー」として、その後の審査結果とは別に、決勝戦の生放送や番組公式ライブなどで注目を集めました。1st SeasonのTOP10メンバーは、石田サラ、梅原怜子、木下翼、坂口舜、坂本真彩、坂本理沙、佐々木真央、末吉実鈴、堂本椋太、吉原茉依香でした。

決勝ラウンド1・グループ歌唱審査

TOP10メンバーは、5名ずつの2組に分かれ、課題曲（渡辺美里「My Revolution」）を合唱しました。この合唱をもとに、審査員である本間昭光のアレンジで10人編成の「My Revolution」が完成し、以降、1st Season TOP10メンバーのテーマ曲として、決勝戦や公式ライブで披露されるようになりました。2014年8月2日に放送された大型音楽生特番「音楽の日」では、10名による「My Revolution」の合唱が、通常放送されていない地域でも放送されました。

「音楽の日」の生放送終了後、一連の流れをもとに審査が行われ、坂口舜と末吉実鈴の2名が敗退しました。

決勝ラウンド2・トーナメントバトル審査

1対1で同一楽曲を歌い、優劣を競いました。通常のトーナメント方式とは異なり、敗者同士が争う「負け残り式トーナメント」で、脱落者2名を決定しました。

決勝ラウンド3・フリー歌唱審査

自由選曲で、約100人の観客が取り囲むステージの中央で歌を披露しました。ここでも2名が脱落し、残った4名が決勝トーナメントに進出しました。審査員の合議の結果、木下翼と石田サラの敗退が決定しました。

敗者復活戦・ア・カペラ審査

決勝ラウンドを敗退した6名に対し、サプライズで敗者復活戦の開催が発表されました。一次審査と同様に、自由選曲でアカペラ（伴奏なし）の独唱を披露し、審査員の合議によって、吉原茉依香の復活が決定しました。

1st Season 決勝戦（シーズンフィナーレ）

1st Season 決勝戦には、堂本椋太、佐々木真央、坂本真彩、梅原怜子、吉原茉依香の5名が出場しました。シーズンフィナーレは、全編視聴者による審査で結果が決まるシステムとなっており、決勝ラウンドまでの審査員は、江角と高橋と共に観客側として5名を見守りました。

2nd Season

2nd Seasonでは、1st Season決勝戦の生放送によって参加希望者が増加し、急遽追加オーディションが行われました。最終的な応募者数は、1st Seasonをはるかに上回る2200名以上に達しました。

2nd Seasonの決勝ラウンドではランキング方式が採用され、1人ずつ歌唱して全員の歌唱が終わった時点で1名が脱落するという形式で進行しました。これを3回戦繰り返して、残った5名がシーズンフィナーレに進出しました。

中谷優心が2nd seasonの優勝者となりました。

3rd Season

3rd Seasonでは、自薦オーディションに加え、他薦オーディションが導入され、より多くの才能が発掘されることとなりました。

香川裕光が3rd seasonの優勝者となりました。

『Sing! Sing! Sing!』は、才能あるアマチュアヴォーカリストたちが夢を叶えるための舞台であり、視聴者にとっても感動と興奮を味わえる、記憶に残るオーディション番組でした。

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