Snake Rattle 'n' Roll

『スネークラトルンロール』は、1990年にNintendoから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフトです。プレイヤーは、2匹のヘビを操作して、各ステージに存在する動くおやつ「Nibbley Pebbles」を食べ、自分の尻尾を大きく、そして重くしていきます。最終的な目的は、体重を増やした状態でシーソーのような秤に乗り、その反動でドアまで昇り、各レベルをクリアすることです。

ゲームの操作方法は、一見すると『マーブルマッドネス』のようなアイソメトリックな視点を用いた独特なもので、プレイヤーはヘビを直接操作するというよりも、マップ上を転がすような感覚で移動させます。この独特な操作感と、コミカルでカラフルな世界観が、ゲームの大きな魅力となっています。

ゲームタイトルは、1950年代のロックンロールナンバー「Shake, Rattle and Roll」のもじりであり、ゲームの持つ軽快なイメージを反映しています。

移植版について

『スネークラトルンロール』は、複数のプラットフォームに移植されています。

SEGA Mega Drive版

メガドライブ版では、『The Great Rocket Race』という新しいレベルが追加されています。また、敵キャラクターとして『スペースインベーダー』に登場するCRABが登場します。

NES版のレベル7に相当する『The Fountain Mountain』では、背景に描かれた「NINTENDO」や「GAME BOY」といった文字が「SNAKES R+R GO SEGA」に置き換えられています。

Xbox One版

Xbox One版は、オムニバスタイトル『Rare Replay』に収録されています。NES版をベースとしていますが、レベル7における「NINTENDO」と「GAME BOY」の記述はそのまま維持されています。ただし、タイトル画面に表示される「NINTENDO PRESENTS」の表記は「RARE PRESENTS」に変更されています。

スタッフ

NES版

デザイナー: Tim Stamper
プログラマー: Mark Betteridge
作曲家: David Wise

SEGA Mega Drive版

ハイスコアテーブルに以下の名前が確認できます。

Matt
Paul (Paul Proctor)
Mark (Mark Betteridge)
Tim (Tim Stamper)
Chris (Chris Stamper)

続編

『スネークラトルンロール』には、ゲームボーイ用ソフトとして『Sneaky Snakes』（スニーキスネークス）という続編が存在します。1991年に発売されましたが、日本国内では未発売です。ゲームボーイの性能に合わせて、アイソメトリックビューは廃止され、通常のアクションゲームとなっています。キャラクターや音楽、最終目標は異なりますが、ゲームプレイの基本的な部分は共通しています。

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