Sony Entertainment Network

Sony Entertainment Networkについて

Sony Entertainment Network（略称: SEN）は、ソニーが展開するオンラインサービスのプラットフォームで、シングルサインオンによる統一アカウントを通じて利用できます。かつて「Qriocity」という名称で知られていましたが、現在は「PlayStation Network」を中心とする多彩なサービスへと進化しています。このプラットフォームは、映像や音楽、さらには写真の共有といったエンターテインメントを提供し、各種デバイスからアクセスできます。

主なサービス

PlayStation Network

PlayStation Network（PSN）は、ソニーのゲーム機向けオンラインサービスで、2006年に北米と日本で開始されました。最初はPlayStation 3用のサービスとしてスタートし、後にPlayStation 4やPlayStation Vitaに対応しました。

PSN内のPlayStation Storeでは、ダウンロード可能なゲームやコンテンツを購入 canできるほか、リモートダウンロード機能を使って、自宅の他のデバイスとも連携が可能です。PlayStation Plusに加入することで、電源オフの状態からも指定時間に自動でダウンロードを行うことができ、利便性が向上します。

PlayStation Video

もともとは「Video Unlimited」として知られていたこのサービスは、ストリーミング形式で最新の映画やアニメを提供しています。2010年にアメリカでスタートし、数カ国に展開。2011年には日本国内でも利用可能となりました。HD版やSD版の選択があり、時折、3D映像も楽しめます。作品によっては購入前にプレビュー視聴ができる機能も付いています。

PlayStation Music

このサービスは、ストリーミング配信の最大手であるSpotifyと提携しており、2015年に発足しました。これにより、ユーザーは自分のSENアカウントを通じて音楽を楽しむことができます。無料プランも設けられており、広告付きで楽曲を楽しむことができます。日本では、Spotifyが参入した2016年からサービスが開始されました。

PlayMemories Online

PlayMemories Onlineは、ソニーが提供するクラウドサービスで、無料で写真や動画をアップロードでき、様々なデバイスで閲覧可能です。2012年に開始されたこのサービスは、他人との写真共有や、自動アップロード機能なども搭載しており、便利に利用できるのが特徴です。

終了したサービス

Music Unlimited

かつて提供されていたMusic Unlimitedは、ソニーが運営したサブスクリプション型の音楽サービスです。様々なデバイスからアクセスできたこのサービスは、2015年にPlayStation Musicに取って代わられ、終了しました。初期の段階で多くの楽曲を提供し、ユーザーの嗜好に応じた機能もありました。

対応デバイス

Sony Entertainment Networkは、PlayStation 4、PlayStation Vita、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスに対応しています。特に、PlayStationの各種機器との親和性が高く、従来からのゲーム機ファンが多く利用しています。サービスタイプによって対応機器が異なるため、注意が必要です。

来歴

2009年に「Sony Online Service」としてサービスが発表された後、2010年には「Qriocity」と名付けられました。サービス名の変更や新たな機能の追加を重ねながら、2015年にはPSNの一環としての統合が進められました。この歴史的な経緯からも、ソニーのエンターテインメント事業の進化を見ることができます。

このように、Sony Entertainment Networkはソニーのエンターテインメントサービスを一手に担い、ユーザーにより良い体験を提供することを目指しています。

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