Starting Over (中西圭三のアルバム)

中西圭三の4thアルバム『Starting Over』は、1994年3月23日にリリースされました。前作に続き、オリコンチャートで1位を獲得し、その人気を不動のものとしました。

アルバムのジャケットや歌詞ブックレットには、国立代々木競技場周辺で撮影された中西圭三の姿が掲載されており、当時の雰囲気を伝えています。本作には、「眠れぬ想い」「たったひとつの愛を」「A.C.E.」「非情階段」といった4曲のシングルが収録されており、バラエティに富んだ楽曲構成が特徴です。

収録曲の多くは中西圭三自身が作曲を手掛けており、彼の音楽的な才能が際立っています。全編曲は小西貴雄が担当していますが、一部楽曲では服部隆之や小林信吾が編曲を手掛けています。

アルバムの収録曲は以下の通りです。

1. STARTING OVER
- 作詞：売野雅勇。ハウステンボスのCMソングとして使用されました。

2. RAINSCAPE
- 作詞：売野雅勇。

3. 明日はきっといい日
- 作詞：売野雅勇。ホンダ・トゥデイのCMソングに起用されました。

4. 早春
- 作詞：朝水彼方。

5. 眠れぬ想い (orchestral style)
- 作詞：朝水彼方。編曲：服部隆之。9thシングルの別バージョンで、オーケストラアレンジが施されています。

6. 永遠の名前
- 作詞：朝水彼方。編曲：小林信吾。

7. A.C.E.
- 作詞：売野雅勇。11thシングルとしてリリースされました。

8. 非情階段
- 作詞：朝水彼方。ゲストボーカルに米倉利紀を迎えています。同年7月27日にシングルカットされました。アルバムバージョンとシングルバージョンではアレンジが大きく異なり、シングルバージョンは「非情階段（Radio Mix）中西圭三Featuring米倉利紀」名義でリリースされています。シングルバージョンでは、アルバム版に収録されているピアノノイズの前奏と後奏がなく、間奏には中西圭三のコーラスが追加され、フェードアウトで終わるなど、複数の相違点があります。

9. 2 a.m.
- 作詞：朝水彼方。作曲：中西圭三・小西貴雄。編曲：小林信吾。

10. 夢の果てまで
- 作詞：売野雅勇。

11. たったひとつの愛を
- 作詞：売野雅勇。10thシングルとしてリリースされました。

12. まわりみち (mirage mix)
- 作詞：朝水彼方。

『Starting Over』は、中西圭三の音楽性を多角的に楽しめる作品として、多くのファンに愛されています。シングル曲の充実度と、アルバム全体としての完成度の高さが魅力です。

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