StepMania
StepManiaは、PCで動作するオープンソースの音楽ゲームです。一般的には、コナミの『Dance Dance Revolution』（DDR）のシミュレーターとして認識されていますが、実際には、デフォルトで『Pump It Up』、追加プログラムにより『ParaParaParadise』、『EZ2Dancer』、『Pop'n music』などのシミュレーターとしても利用できます。ただし、対応しているのは主にノートの形式などプレイに関わる部分のみで、得点計算などは含まれません。
元々はWindows向けに開発されましたが、macOSやLinuxにも移植されています。非公式ながらXboxへの移植版も存在し、海外ではStepManiaのエンジンを使用したダンスゲーム『In the Groove』も発売されました。日本では2004年頃から利用者が増加し、StepManiaの譜面データをまとめたパッケージが公開されたり、プレイ動画がYouTubeやニコニコ動画に投稿されるなど、盛り上がりを見せました。しかし近年では、パッケージに楽曲を提供していた同人アーティストが商業音楽ゲームに進出したり、パッケージを公開していたユーザーが活動を停止したりしたため、公開されるパッケージや制作ユーザーは減少傾向にあります。
StepManiaでは、譜面を専用のテキストファイル（.smや.ssc）で扱います。その他に、Dance With Intensity用のDWIファイルや、複数のBMSファイルをまとめた形でも譜面を持つことが可能です。譜面作成は、家庭用DDRのようなEDIT MODEで行えます。譜面には、DDRと同様の矢印の他に、踏むとゲージが減る地雷を設置できます。また、DDRよりも細かいタイミング（24分、32分、48分、64分。StepMania4.0以降では192分も）での配置が可能で、DDRのEDITにある「1ラインにつき2方向まで」の制限もありません。
テーマファイルを使用することで、ゲームの外観を自由にカスタマイズできます。ゲームモードの増減や、アナウンス、矢印のデザインなど様々な要素を自分好みに変更可能です。
ゲームオプションには、DDRにはない独自の機能が多数あります。例えば、譜面の速度を一定にする「C???」（???には速度が入る）や、譜面が逆方向に流れた後に順方向に戻る「BOOMERANG」などがあります。
作成した譜面やテーマは、付属のツールを使ってZIP形式のパッケージとして配布できます。この際、複数の種類のデータをまとめて配布可能です。配布ファイルの拡張子は.smzipで、ツールを使用してインストールできます。
StepManiaは当初、GPLライセンスで公開されていましたが、『In the Groove』の商業展開において、GPLによるソースコード公開義務が問題となりました。そのため、ソースコードを公開しなくてもよい形式のライセンスに変更する必要がありました。これには、開発に貢献した全ての人々の同意が必要だったため、『In the Groove』のスタッフ表記に全開発者の名前を記載することで合意が得られ、StepManiaはMITライセンスで公開されることになりました。現在でもStepManiaはオープンソースですが、2006年頃に主流だった3.x系列はDDRシリーズと類似する部分が多く、初期テーマのタイトル画面が「SMMAX」であるなど、DDRMAXとの類似点が見られました。このため、ライセンス上の懸念から、Linuxディストリビューションでは公式パッケージにStepManiaが含まれていません。StepMania 4では独自のテーマファイルによる問題解決が試みられましたが、開発が進まず、5シリーズの評価版として開発されることになりました。その後、3.9、3.95シリーズを拡張した4.0が開発されましたが、一部のグラフィックや音楽が変更された程度で、大きな改善は見られませんでした。
StepMania 3.95または4.0に付属するStepManiaOnlineを使用することで、オンライン対戦が可能です。チャット機能も利用できますが、日本語には対応していません。オンライン対戦には、サーバーごとにアカウントが必要です。アカウントはオンライン対戦用のサイトから登録できます。
BMS ([[音楽ゲーム)]]
StepMania公式サイト （英語）
StepMania Online（英語、オンライン対戦版）
SMTheming Wiki
Vocalosteps
CyberiaStyle
foonmix
D3MIX
XXmiX
pop☆candy
Panzer Force
Y.W MIX
元々はWindows向けに開発されましたが、macOSやLinuxにも移植されています。非公式ながらXboxへの移植版も存在し、海外ではStepManiaのエンジンを使用したダンスゲーム『In the Groove』も発売されました。日本では2004年頃から利用者が増加し、StepManiaの譜面データをまとめたパッケージが公開されたり、プレイ動画がYouTubeやニコニコ動画に投稿されるなど、盛り上がりを見せました。しかし近年では、パッケージに楽曲を提供していた同人アーティストが商業音楽ゲームに進出したり、パッケージを公開していたユーザーが活動を停止したりしたため、公開されるパッケージや制作ユーザーは減少傾向にあります。
機能
StepManiaでは、譜面を専用のテキストファイル（.smや.ssc）で扱います。その他に、Dance With Intensity用のDWIファイルや、複数のBMSファイルをまとめた形でも譜面を持つことが可能です。譜面作成は、家庭用DDRのようなEDIT MODEで行えます。譜面には、DDRと同様の矢印の他に、踏むとゲージが減る地雷を設置できます。また、DDRよりも細かいタイミング（24分、32分、48分、64分。StepMania4.0以降では192分も）での配置が可能で、DDRのEDITにある「1ラインにつき2方向まで」の制限もありません。
テーマファイルを使用することで、ゲームの外観を自由にカスタマイズできます。ゲームモードの増減や、アナウンス、矢印のデザインなど様々な要素を自分好みに変更可能です。
ゲームオプションには、DDRにはない独自の機能が多数あります。例えば、譜面の速度を一定にする「C???」（???には速度が入る）や、譜面が逆方向に流れた後に順方向に戻る「BOOMERANG」などがあります。
作成した譜面やテーマは、付属のツールを使ってZIP形式のパッケージとして配布できます。この際、複数の種類のデータをまとめて配布可能です。配布ファイルの拡張子は.smzipで、ツールを使用してインストールできます。
ライセンスについて
StepManiaは当初、GPLライセンスで公開されていましたが、『In the Groove』の商業展開において、GPLによるソースコード公開義務が問題となりました。そのため、ソースコードを公開しなくてもよい形式のライセンスに変更する必要がありました。これには、開発に貢献した全ての人々の同意が必要だったため、『In the Groove』のスタッフ表記に全開発者の名前を記載することで合意が得られ、StepManiaはMITライセンスで公開されることになりました。現在でもStepManiaはオープンソースですが、2006年頃に主流だった3.x系列はDDRシリーズと類似する部分が多く、初期テーマのタイトル画面が「SMMAX」であるなど、DDRMAXとの類似点が見られました。このため、ライセンス上の懸念から、Linuxディストリビューションでは公式パッケージにStepManiaが含まれていません。StepMania 4では独自のテーマファイルによる問題解決が試みられましたが、開発が進まず、5シリーズの評価版として開発されることになりました。その後、3.9、3.95シリーズを拡張した4.0が開発されましたが、一部のグラフィックや音楽が変更された程度で、大きな改善は見られませんでした。
オンライン対戦
StepMania 3.95または4.0に付属するStepManiaOnlineを使用することで、オンライン対戦が可能です。チャット機能も利用できますが、日本語には対応していません。オンライン対戦には、サーバーごとにアカウントが必要です。アカウントはオンライン対戦用のサイトから登録できます。
関連項目
BMS ([[音楽ゲーム)]]
外部リンク
StepMania公式サイト （英語）
StepMania Online（英語、オンライン対戦版）
SMTheming Wiki
日本国内における主なパッケージサイト
Vocalosteps
CyberiaStyle
foonmix
D3MIX
XXmiX
pop☆candy
Panzer Force
Y.W MIX
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