Stikbold! A Dodgeball Adventure

『Stikbold! A Dodgeball Adventure』

『Stikbold! A Dodgeball Adventure』は、2016年4月1日にデンマークのインディーゲームスタジオGame Swingが開発し、Curve Digitalからリリースされたスポーツゲームです。このゲームのNintendo Switch版は、『Stikbold! ドッジボールアドベンチャー!DELUXE』というタイトルで販売されています。

ゲームの概要

本作は、個性的なキャラクターたちと共にドッジボールに似た競技で対戦するゲームです。ゲーム全体はコミカルなタッチで描かれ、プレイヤーはコート内のソーセージやクラゲをボールとして使用したり、試合中にバスやクジラといったユニークなアイテムから攻撃を受けたりします。このように、パーティーゲームとしての楽しい要素が満載です。

通常のドッジボールは長方形のコートに分かれた陣地で行われますが、このゲームは円形のコートを採用しています。全員が円の中に集まってプレイし、相手にボールを当てると、一時的に操作が鈍くなる「放心状態」になります。さらに、再度ボールが当たると脱落する仕組みです。ボールはコートの外に出ることがなく、辺に当たると跳ね返るため、スリリングな展開が楽しめます。

ゲームモード

このゲームはストーリーモード以外に、多人数による対戦が可能です。「DELUXE」バージョンでは最大6人まで参加でき、一方でベースの版では最大4人まで対応しています。チーム戦の参加人数は自由に設定できます。

ストーリーモード

ストーリーモードは、全12ステージからなる一人用のモードです。プレイヤーはビョーンとジェロームのコンビを操作し、ビョーンの恋人ハイジをさらった悪党を追いかけて様々な場所を冒険します。通常はビョーンを操作しますが、操作キャラクターがダウンするとジェロームに切り替わります。ビョーンの近くで一定時間待機すると、再びビョーンを操作できるようになります。また、このモードをクリアすることで他のモードで使える新たなキャラクターがアンLOCKされます。

運命のルーレット

新たに「DELUXE」から追加された運命のルーレットモードでは、設定したラウンド数を基に個人戦またはチーム戦を連続で行います。各ラウンドの開始前に、プレイヤーの一人がルーレットを回し、選ばれたステージやゲームモードで対戦します。勝利すると得点が加算され、特別な条件も達成できればまた得点が増える仕組みです。最終ラウンドで獲得した得点がライフになるため、競争が一層白熱します。

クイックマッチ

短時間で決着がつくクイックマッチは、通常の個人戦やチーム戦の他に4種類の特別なミニゲームを収録しています。

• - ハンディーボール: 制限時間3分で、相手ゴールにボールをシュートして得点します。
• - ポップポップ: キャラクターの後ろにビーチボールが繋がれており、敵に当たらずに最後まで生き残ったプレイヤーが勝者となります。
• - ボックスエスケープ: チームの木箱を相手から壊し合うゲームです。
• - レインボー天国: コート外からの攻撃を乗り越えたプレイヤーが勝ちとなります。

開発

本作の原型であるプロトタイプは、2013年のNordic Game Jamで作成され、コンペティションでは3位に入賞し、一般投票で「最も楽しいゲーム」にも選ばれました。ゲームのデザインは1970年代のエッセンスからインスパイアを受け、ストーリーモードの主人公の名前は、伝説的なテニス選手ビョルン・ボルグに由来しています。

受賞歴

このゲームは、2016年のSXSW Gaming Awardsで「Gamer's Voice Award: Multiplayer」にノミネートされ、2017年のSpilprisenでは「Best Danish-Language Game」を受賞しています。また、Nordic Game Awardsでも複数のノミネートを獲得しました。

本作のユニークなゲームプレイと魅力的なデザインは、多くのプレイヤーに愛されています。友人や家族と一緒に楽しむのに最適なタイトルです。

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