stillichimiya(スティルイチミヤ)は、2004年に結成された日本の
ヒップホップグループです。
山梨県一宮町を拠点に活動しており、その独特な音楽性と地域への深い愛情が、多くのファンを魅了しています。メンバーは、
田我流、MMM、Mr.麿、Big Ben、Young-Gの5人で構成されています。それぞれがラップを担当し、さらにトラックメイキングやDJなど、多岐にわたる才能を発揮しています。
メンバー構成
田我流: ラップ担当。本名は田村隆。
グループの中心メンバーの一人です。
MMM: ラップ担当。本名は向山正洋。スタジオ石という別のクリエイティブ集団にも所属しています。
Mr.麿: ラップ担当。本名は古屋卓麿。MMMと同じくスタジオ石の一員です。
Big Ben: ラップとトラックメイキングを担当。本名は辻太平。おみゆきCHANNELというユニットにも所属しています。
Young-G: ラップ、DJ、トラックメイキングを担当。本名は中村誠治。Big Benと同じくおみゆきCHANNELのメンバーです。
stillichimiyaは、地域密着型の活動を大切にしており、その音楽には山梨の風景や文化が色濃く反映されています。彼らの楽曲は、単なる
ヒップホップの枠にとどまらず、独自のストーリーテリングとユーモアにあふれています。その音楽性は高く評価されており、多くのリスナーから支持を得ています。
ディスコグラフィー
彼らは、これまでに数多くのアルバム、ミックステープ、EP、シングル、DVDをリリースしています。以下に主な作品を紹介します。
アルバム
stillichimiya (2004年):
グループの原点となるアルバムです。
One Peach (2006年): 初期の代表作の一つです。
死んだらどうなる (2014年):
グループの音楽性をさらに進化させたアルバムです。
ミックステープ
Place 2 Place (2007年): DJ Nasによるミックスです。
stillichimiyaの流れ (2015年): DJ Kenseiによるミックスです。
EP
天照一宮 (2009年):
グループの地元愛がテーマとなった作品です。
シングル
バンコクナイツ (2017年): ユニークな世界観が特徴的なシングルです。
DVD
生でどう。 (2015年): ライブパフォーマンスを収録した作品です。
代表曲の一つである「やべー勢いですげー盛り上がる」は、Abema TVのCMにも使用され、幅広い層に認知されるきっかけとなりました。この曲は、彼らのユーモアセンスと独特のグルーヴが詰まった、まさに彼らを代表する一曲と言えるでしょう。
彼らの音楽は、単に聴いて楽しむだけでなく、その背景にある文化やストーリーを知ることで、さらに深く理解することができます。地域に根ざした活動と、メンバーそれぞれの個性が融合したstillichimiyaの音楽は、日本の
ヒップホップシーンにおいて独自の存在感を放っています。
stillichimiyaは、今後も新たな音楽を生み出し、聴衆を魅了し続けるでしょう。彼らの動向から目が離せません。
メディア掲載
彼らの活動は、新聞などでも取り上げられています。
田中麻里子 (2009年5月1日). "ふるさとへの愛 甲州弁ラップに". 山梨日日新聞
曹美河 (2009年6月2日). "地元愛テーマの曲 世代超え心つかむ". 毎日新聞 山梨版
外部リンク
公式ウェブサイト
stillichimiya - Mary Joy Recordings
DiscogsのURL'>Stillichimiya -
Discogs(英語)