Sunlight avenue

人気声優として活躍する寺島拓篤の6枚目のシングルCD『sunlight avenue』は、2016年8月17日にLantisより発売されました。本作の最大の特徴は、テレビアニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』のエンディングテーマとして起用された表題曲「sunlight avenue」です。寺島拓篤にとって初のアニメタイアップ作品となり、その記念すべき楽曲として、多くのファンから支持を集めました。

作詞を寺島拓篤自身が行い、作曲・編曲を中土智博氏が担当した「sunlight avenue」は、アニメの世界観と見事に調和した、力強くも美しいメロディーが魅力です。約4分間の楽曲を通して、アニメの主人公・城田真昼の心情や物語の展開を想起させる、ドラマチックな展開が聴き手の心を掴みます。疾走感溢れるサウンドと、寺島拓篤の伸びやかな歌声が織りなすハーモニーは、まさに聴く者の心を掴んで離しません。

CDには、「sunlight avenue」以外にも、魅力的な楽曲が収録されています。カップリング曲として収録されている「working high!」は、日高央氏が作曲・編曲を担当。アップテンポでポジティブな楽曲で、寺島拓篤の明るいキャラクター性とよく合致しており、爽快感あふれるサウンドが印象的です。一方、「いつもの場所で」は、渡部チェル氏が作曲・編曲を担当。こちらは、しっとりとしたバラード調の楽曲で、寺島拓篤の繊細な歌声が際立つ一曲となっています。異なるタイプの楽曲を収録することで、本作は聴く者の幅広い音楽的嗜好に対応できる構成となっています。

さらに、このシングルCDには、各楽曲のインストゥルメンタルバージョンも収録されており、楽曲そのものの構成やアレンジメントをじっくりと楽しむことも可能です。インストゥルメンタルバージョンは、ボーカルがない分、楽曲の構成や楽器の音色をよりクリアに楽しむことができ、新たな発見があるかもしれません。「sunlight avenue」の躍動感あふれるメロディーラインや、「working high!」の軽快なリズム、「いつもの場所で」の静謐な雰囲気が、それぞれのインストゥルメンタルバージョンで際立ち、より深く楽曲の魅力を感じ取ることが出来ます。

『sunlight avenue』は、寺島拓篤のボーカルの魅力と、豪華作曲陣による楽曲のクオリティの高さが融合した、充実感あふれる一枚です。アニメ『SERVAMP-サーヴァンプ-』ファンはもちろん、寺島拓篤のファン、そして幅広い音楽ファンにとって、必聴のシングルCDと言えるでしょう。アニメの世界観を彩るテーマソングとしてだけでなく、単体としても高い完成度を誇る楽曲の数々は、長く聴き続けられる作品です。

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