Supersonic girl

『supersonic girl』（スーパーソニック・ガール）は、声優・歌手として活躍する水樹奈々の1枚目のオリジナルアルバムとして、2001年12月5日にキングレコードからリリースされました。彼女にとって、キャラクター名義のアルバムは既に存在していましたが、本人名義としては本作が初のアルバムとなります。

概要

プロデューサーには住吉中を迎え、後の作品群とは異なり、バラード曲が比較的多いのが特徴です。また、水樹奈々の歌唱の特徴として知られるヴィブラートも、本作では控えめに使用されています。後の作品で長らくプロデューサーを務めることになる矢吹俊郎が「TRANSMIGRATION」で参加しており、この楽曲は後にベストアルバム『THE MUSEUM』にも収録されました。

アルバムタイトルの『supersonic girl』は、水樹奈々が敬愛するイギリスのロックバンド、オアシスが1994年に発表したデビューシングルに由来しています。このタイトルからも、彼女の音楽的なルーツを垣間見ることができます。

2022年3月には、数量限定生産のアナログレコード（12inch）が発売され、改めて注目を集めました。

収録曲について

アルバムには、全12曲が収録されています。

1. Love's Wonderland
作詞：村野直球／作曲：住吉中／編曲：牧野信博
2. The place of happiness
作詞：村野直球／作曲：住吉中／編曲：牧野信博
PS2ゲームソフト『ジェネレーションオブカオス』オープニングテーマ
3. supersonic girl
作詞：村野直球／作曲：住吉中／編曲：牧野信博
4. Heaven Knows 〜Brave edit〜
作詞：村野直球／作曲：住吉中／編曲：牧野信博
テレビアニメ『RUN=DIM』エンディングテーマ
5. 想い 〜Pedigreed mix〜
作詞：村野直球／作曲：住吉中／編曲：牧野信博
6. Look Away 〜All together version〜
作詞：村野直球／作曲：JUNKO／編曲：牧野信博
7. TRANSMIGRATION
作詞：奥井雅美／作曲・編曲：矢吹俊郎
8. LOOKING ON THE MOON
作詞：村野直球／作曲・編曲：牧野信博
9. 真冬の観覧車
作詞：村野直球／作曲・編曲：牧野信博
10. NANA色のように 〜Special album version〜
作詞：麻生光咲／作曲：南部栄作／編曲：牧野信博
テレビ朝日系列『ワガまんまキッチン』エンディングテーマ
11. 水中の青空
作詞：村野直球／作曲：住吉中／編曲：牧野信博
12. WINDOW OF HEART
* 作詞：村野直球／作曲・編曲：牧野信博


これらの楽曲を通して、水樹奈々の初期の音楽性を堪能することができます。特に、ゲームやアニメのテーマソングとして使用された楽曲は、彼女の多才さを象徴しています。

『supersonic girl』は、水樹奈々の輝かしいキャリアの出発点として、今もなお多くのファンに愛され続けている作品です。

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