Symdolick

Symdolick（シンドリック）は、日本の女性アイドルグループで、WALLOP ENTERTAINMENTに所属していました。2017年2月にデビューした「きゃわふるTORNADO」が体制を変更するにあたり、2021年5月にグループ名をSymdolickへと改め、同年6月27日に新たなスタートを切りました。

グループは「オシャレ高速チョイ横アイドルロック」という独自のコンセプトを掲げ、その音楽性について「王道ロックから少しだけ横道を行き、高速なBPMに多彩なテンションコード展開で変化する楽曲陣」と説明しています。グループ名のSymdolickには、アイドルとして象徴的な存在になるという意味の「SYMBOLIC」、アイドルそのものを指す「IDOL」、そしてロックなスタイルや音楽性で活動するという「ROCK」の意味が込められていました。

Symdolickとしての活動は、2021年1月に前身グループの現体制終了が発表されたことから始まります。オーディションを経て新メンバーが加わり、旧体制終了後の準備期間を経て、5月にはTwitterでの漫画企画を通じて新グループ名「Symdolick」が発表されました。メンバーの改名や新ビジュアルの公開を経て、6月27日には品川ザ・グランドホールでのお披露目ワンマンライブ「〜キボウノヒカリ〜」をもって正式に再始動しました。同年8月には「@JAM EXPO 2020-2021」に、9月にはLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンライブに出演するなど、精力的な活動を展開しました。

2022年も活動は活発で、「@JAM MEETS」や「mini TIF」といったイベントへの出演、そして個人活動としてメンバーがグラビアイベントやHADOの大会で成果を上げるなど、多方面での活躍を見せました。この年にはメンバーの活動辞退や活動終了もありましたが、新メンバーの加入により体制を強化し、10月には新体制をお披露目しました。また、この年から渋谷のライブハウスを中心に定期公演「歌舞音曲」をスタートさせました。

2023年に入ると、定期公演での動員目標を達成し、その勢いのまま1stミニアルバム「GATE」を発売。全国各地でのリリースイベントを開催しました。再始動2周年を迎えた6月には記念ワンマンライブを開催し、新曲も披露。夏にはSHOWROOMイベントを経て「TOKYO IDOL FESTIVAL 2023」への初出場を果たしました。この年は「@JAM EXPO 2023」に3年連続で出演するなど大型フェスでの存在感も増し、メンバーの映画主演やテレビ朝日「ミュージックステーション」での街頭インタビュー放送など、メディア露出も増加しました。定期公演での動員記録更新や、完全無料公演「SYM FREE」の実施、他のグループとの兼任なども話題となりました。

2024年は、「愛憎」をテーマにしたコンセプトワンマンライブ「Contrast」を開催するなど、表現の幅を広げました。6月には3周年ワンマンライブを実施し、新たな楽曲を発表。そして8月31日、2025年2月8日をもってのグループ解散を発表しました。解散発表後も、4年連続となる「@JAM EXPO 2024」への出演や、代官山UNITでのワンマンライブ、前身グループの一夜限定復活ライブなど、最後まで精力的に活動を続けました。

Symdolickは、ワンマンライブや定期公演に加え、プロモーションとしてゲリラ的なストリートライブも敢行するなど、様々な形でライブ活動を行いました。「TOKYO IDOL FESTIVAL」や「@JAM EXPO」といった大型フェスへの出演、自身が主催する対バンライブ「ignition」「BUN FES」の開催など、ライブアイドルとして積極的に活動しました。

音源作品としては、配信アルバムやCDミニアルバムをリリースし、多数の楽曲をデジタル配信しました。メンバーによるユニット曲やソロ曲も制作され、音楽面でも多様性を示しました。また、メンバーは映画やラジオ番組、インターネット放送、雑誌掲載など、多岐にわたるメディアに出演。特に石川野乃花は主演映画が海外の映画祭にノミネートされるなど、個人の活動も注目を集めました。グループとしても、複数のオーディション企画で上位入賞を果たし、楽曲がFM NACK5のパワーセレクションやテレビ番組のエンディングテーマに起用されるなど、タイアップ実績もありました。

2025年1月からは、宇都宮、名古屋、大阪、川崎を巡るラストワンマンライブツアー「Aster」を開催。ツアーファイナルとなる2月8日の川崎CLUB CITTA'公演をもって、約3年半にわたるSymdolickとしての活動に終止符を打ち、メンバーはそれぞれの道を歩むこととなりました。

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