TAKE IT TIME

1985年6月25日にリリースされた矢沢永吉の19枚目のシングル「TAKE IT TIME」（テイク・イット・タイム）は、彼の音楽キャリアにおいて重要な作品の一つです。このシングルは、表題曲が本田技研工業のスクーター「eve PAX」のCMソングに起用されたことで、幅広い層に知られることとなりました。

シングル盤のジャケットは、下部を折り返すことで、黒地に白抜きで「ホンダ eve PAXイメージソング」と明記されたタイアップ表記が現れるというユニークなデザインが特徴です。これは、当時のコマーシャルソングとしての役割を強調し、楽曲と製品の結びつきを視覚的に表現する工夫が凝らされています。

また、プロモーションビデオの撮影は、渋谷区に現存するライブハウス「TAKE OFF 7」で行われました。この撮影には、ファンクラブ会員200人が招待され、ライブさながらの熱気あふれる映像が制作されました。ファンにとっては、特別な思い出となる映像であり、現在でもその様子は語り継がれています。

収録曲は以下の通りです。

1. TAKE IT TIME
作詞：ちあき哲也
作曲：矢沢永吉

2. あ・い・つ
作詞：西岡恭蔵
作曲：矢沢永吉

「TAKE IT TIME」は、矢沢永吉自身が作曲を手掛け、作詞にはちあき哲也が参加しています。一方、カップリング曲の「あ・い・つ」では、西岡恭蔵が作詞を担当しており、それぞれ異なる作詞家の個性が楽曲に深みを与えています。このシングルは、矢沢永吉の多様な音楽性を感じさせる作品であり、ファンだけでなく、当時の音楽シーンにおいても注目を集めました。

このシングルは、矢沢永吉の公式サイトでも紹介されており、彼の代表的な作品の一つとして、今も多くの人々に愛されています。

参考情報：

* TAKE IT TIME - 矢沢永吉公式サイト

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