TAKESHIBAコロシアム

TAKESHIBAコロシアムの歴史と役割

TAKESHIBAコロシアム（タケシバコロシアム）は、日本のプロレスシーンにおいて数々の団体が活躍した道場兼試合会場でした。この施設は、元々プロレスリングZERO-ONEの道場として利用されていましたが、ZERO-ONEの活動が停止した後、他団体からの関心が集まることとなります。

初期の活動と団体の変遷

ZERO-ONEの運営が止まると、ハッスルがこのコロシアムを使用するようになりました。しかし、ハッスルの活動も同様に終了し、2010年からは再びプロレスリングZERO1が道場として活用し始めます。2011年には道場で実際の試合を行うようになり、PRO WRESTLING ZERO1がコロシアムを利用していく流れが続きました。

2012年にはこの施設がリング常設のレンタル試合会場に改装され、5月5日に佐野直が初めてのイベント「TRUE〜ッス1」を開催しました。また、同年の5月26日には、ZERO1が海岸プロレスを実施し、施設の多目的利用が進みます。さらには、10月13日にはアパッチプロレス軍が初の興行を開催することで、新木場1stRINGに代わる新たな常打ち施設としての地位を確立しました。

設備のトラブルと復活

しかし、2013年1月15日には大仁田厚による有刺鉄線爆破バットのデモンストレーションが行われ、施設は損傷を受けたため、一時的にレンタル試合会場としての使用が停止されました。修復後、ZERO1は道場マッチを再開しましたが、他団体への貸し出しは終了しました。このように、コロシアムの利用状況は常に変化していました。

シェアと再開発

2014年には、それまで道場を借りていたDDTプロレスリングやスターダムとともに、3団体でTAKESHIBAコロシアムを共同で使用することが決定されました。この時、DDTはこの道場を「竹芝プロレス道場」と呼んでいました。

しかし、2018年3月には竹芝地区の再開発が進む中、TAKESHIBAコロシアムは閉鎖されることとなりました。この影響を受けて、各団体は新たな道場を整える必要が生じました。ZERO1は神奈川県川崎市殿町、DDTは東京都板橋区、そしてスターダムは東京都墨田区錦糸町にそれぞれ道場を新設しました。

結論

TAKESHIBAコロシアムは、日本のプロレス界において重要な役割を果たした施設であり、様々な団体がここで活動を展開しました。その歴史は、多くのプロレスファンにとって記憶に残るものであり、今後もその影響は続いていくことでしょう。

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