TAMA CINEMA FORUM

TAMA CINEMA FORUM (タマシネマフォーラム)

TAMA CINEMA FORUM、またの名を映画祭TAMA CINEMA FORUMは、毎年11月に多摩市で行われる日本の映画祭です。実行委員会によって運営されており、その目的は日本映画の活性化と映画ファンのネットワーク作りにあります。また、21世紀のまちづくりを目指して、映画を通じた新しいコミュニティの形成を目指しています。

概要

この映画祭は、日本を代表する映画祭の一つとされ、パルテノン多摩やベルブホール、ヴィータホールの3つの会場で、1週間にわたって映画が上映されます。入場料金は1200～1400円と比較的手頃であり、映画の質は高く、ゲストとして招かれた監督や出演者とのトークイベントも魅力の一つです。特に注目されるのが、第10回から設けられた「TAMA NEW WAVE」コンペティションで、新進気鋭の映画作家の中・長編作品を上映し、選考によって新たな才能を発表しています。

歴史

TAMA CINEMA FORUMは、1991年に「(仮称)多摩国際友好映画祭実行委員会」としてスタートしました。当初は多摩市公民館が主催し、『親と子の良い映画を見る会』などを通して地域に根ざした映画体験を提供していました。デザイナーの矢萩喜従郎が映画祭の趣旨に賛同し、ロゴマークが作成された後、1991年11月に第1回映画祭が開催されました。

TAMA NEW WAVE

映画祭の期間中に行われる「TAMA NEW WAVE」は、中・長編作品に特化したコンペティションであり、日本映画界に新しい才能を発掘することを目指しています。特に中・長編に焦点を当てる地域映画祭は珍しく、ノミネート作品の上映と授賞式が行われます。また、ノミネートから外れた作品も注目され、特別上映の機会が設けられています。

TAMA映画賞

TAMA映画賞は、その年に劇場公開された作品の中から、映画ファンによって選ばれる賞で、活力溢れる作品や監督、俳優に感謝するために設立されました。この賞は日本で最も早い映画賞として知られ、映画界で評判を呼んでいます。最優秀作品賞や特別賞など、さまざまな部門があります。

INDIES in TAMA

1998年に設立された「INDIES in TAMA」は、映画を作る人と観る人、そしてこれから映画を作りたい人々のための広場となることを目指しています。これまでに多くの自主映画上映会が行われ、参加者にとって新しい出会いの場となっています。

上映会

映画祭の開催時期以外にも、映画祭の認知度を高めるために定期的に上映会が行われています。これらの上映会では、主に土曜日に1作品を複数回上映し、監督などとのトークショーも実施されています。

TAMA CINEMA FORUMは映画を愛する人々にとって、ただの映画祭に留まらず、新しい才能を見つける場、交流の場として重要な役割を果たしています。

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