TBS DigiCon6

TBS DigiCon6（ティービーエス デジコンシックス）

TBS DigiCon6は、TBSが主催するアジア最大級の映像コンテストで、映像作家の発掘や育成を目的としたプロジェクトです。「デジコン6」とも呼ばれるこのイベントは、2000年に始まり、日本、中国、台湾、香港、インド、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイなどアジア各国で展開されています。

コンテストの歴史

初めての開催から「The DigiCon」という名称でスタートし、回を重ねるごとに「The DigiCon2」、「The DigiCon3」と名付けられました。2004年からは現在の「TBS DigiCon6」という名称になり、2007年までは「TBS DigiCon6+1」、「TBS DigiCon6+2」といった表記も使われました。

TBS DigiCon6 Awards

TBS DigiCon6 Awardsは、アニメ及び実写映像を問わず、15分以内の短編映像作品が対象のコンテストです。開催は毎年1回が基本ですが、2001年の「The DigiCon」時代には年2回の開催も行われていました。2006年以降、日本国内だけでなく海外でも開催されるようになり、各国でRegional Awardsが設けられています。その中から選ばれた上位5作品には、Gold Award、Silver Award、Bronze Award、Creativity Awardsが与えられます。

授賞式の模様と受賞作品は、BS-TBSで特別番組として放送され、通常は授賞式から数ヶ月後の12月から翌年2月の間に放送されます。司会やナレーションは、TBSの現職アナウンサーが代々担当しています。また、TBSラジオの『アフター6ジャンクション』シリーズでは、2020年から「DigiCon JAPAN」に関係する特集が組まれ、受賞経験者や関係者がゲストに招かれています。

動画視聴について

受賞作品は公式サイトで無料視聴可能ですが、一部作品はダイジェスト版として配信されています。BS-TBSの特別番組では、紹介を割愛する作品もあるため注意が必要です。

授賞式の開催状況

2022年までは「Digicon6 ASIA」と「Digicon6 JAPAN」の授賞式が別日で行われていましたが、2023年の第25回授賞式は、10月7日に赤坂BLITZスタジオで合同開催されました。授賞式のダイジェストも特別番組として放送され、その映像はTVerやTBS FREEで1ヶ月間配信される予定です。

後援と協賛

このプロジェクトは現在、外務省や総務省の後援を受けており、多くの企業が協力しています。協賛企業には、オートデスクやヒューレット・パッカード、三菱地所などが名を連ねており、過去にはソニーやパナソニックも関わっていました。

関連リソース

DigiCon6に関わる著名人も多く、映像作家の伊藤有壱氏や見里朝希氏など、映画制作における第一線で活躍する方々が審査員として関与しています。また、TBSテレビのアナウンサーや関連番組の製作に携わる人々も多様な形でプロジェクトに寄与しています。

このように、TBS DigiCon6はアジア全域の映像作家の才能を発掘し、育成するための重要なプラットフォームとしての役割を果たしています。映像作品を通じて多様な表現が生まれることが期待されており、今後の活動にも注目です。

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